福島第一原発2号機が炉心溶融の懸念がある危機的状況になっているようで、
1号機、3号機でも水素爆発が相次ぎ、放射能汚染への不安が広がります。


そこで放射性物質はどう広がるのか、
いざという時、どう避難すればいいのか。をお知らせします。


まず、言葉の意味ですが、
「放射能」には二つの使われ方があります。
ひとつは放射線を出す能力そのもの。

もうひとつは、この放射線を出す能力を持った物質(放射性物質)のことを言います。

ニュース等で聞くときには後者の放射線を出す能力を持った物質のことをさします。
しかし、ここでは「放射能」を前者で話をします。後者を「放射性物質」として区別します。


「放射線」が体に当たると「被爆」します。
「放射性物質」が体につくと「放射能汚染(放射性物質の汚染)」します。


もちろん、「放射能汚染」した場合、
その放射能汚染したところから放射線が出ていますので、「被爆」もします。


汚染を受けると、その後どうなるかというと、
放射性物質が皮膚についた場合は、
放射能が弱かった場合、被爆による影響は何もありません。


ちょっと強い場合、被爆によって皮膚があかくなったり、水ぶくれになったりします。
すごい強い場合、被爆によって、汚染した部分の皮膚がそのうち壊死をおこします。


また、汚染された部分だけでなく、
放射性物質からの放射線の影響で体全体が被爆して大変なことになると思われます。


どう避難すればいいのかというと、
放射線の量は放射性物質が放出された地点から離れれば離れるほど減少します。
放射性物質が拡散して薄まるためです。


放射性物質の大気中の動きは風向きや風の強さ、
地形によって異なりますが、高さ数十メートルの高い排気筒から大気中に放出された場合、
煙のような形をした「放射性プルーム(放射性雲)」になって、風下に流れていきます。


ですから避難する際、重要なのは風向きです。
風向きが一定しているようなら、まずは風向きと直角の方向に進むのが有効。


気密性の高い建物に避難すると、
被曝(ひばく)量は20分の1から70分の1に、
通常の建物でも4分の1から10分の1に減らすことができます。


この放射能から家庭で身を守る方法として、

まず、呼吸の仕方が分かれ道になります。


外部被ばくに比べて、内部被ばくが圧倒的に危険です。
そのため、放射能を吸い込まないように

高性能フィルター防塵マスク(N95DS2 )を着用してください。
(新型インフルエンザ対策のマスクの表示を確認してください)


汚染された水や食べ物を食べないように気を付けてください。


傷口からも放射能が入るのでバンドエードやテープで防いでください。


ゴーグルやレインコートがあれば目や肌も覆ってください。


布団、洗濯物を外に干さない。


そして、家には1週間閉じこもるように。


それには、まず水が一番大切です。
家じゅうの容器に水をくんでおいてください。ペットボトルの水も大量に用意すべきです。
(高性能フィルター付き浄水器も有効です)


次に、米、麺類です
これらはかさばらず日持ちします


閉じこもる時の注意点として、
とにかく外気が入るのを防ぐようにしてください。


換気扇は消しても隙間があいているので、シートやゴミ袋とテープでしっかり隙間を防ぐべきです
窓のサッシの隙間もテープとシートで防いでください。


雨が降ったら絶対にふれてはいけません。


放射能を含む雨はもっとも危険です
事件後、少なくとも10日間は雨にふれてはいけません
(チェルノブイリでも雨が降った地域はホットスポットと呼ばれ汚染がひどかったです)


1人でも多くの方の命が助かることを祈ります。


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震災サギに注意しましょう!







この地球、この宇宙で満たされているすべての生命が、
皆、愛に包まれ幸せでありますように。


つづく。


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