"赤赤赤"(前編) | More Finesse More

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何千、何万と釣ってきた魚釣りの経験を活かして執筆活動する自称コラムニスト。
所有してきたロッドの本数は百を越え、ロッドやタックル選びに関して、少しうるさいのはご愛嬌。
かつて相羽純一氏とは師弟関係にあったが価値観の相違から離別。

赤、真夏は確かに強いですよね


諸説あると言われてらっしゃいますが、真実はいつも一つな訳です

よくバスに聞いてみないとわからないと言われるかたがいますが、じゃあ聞いてみてよって話



バックラッシュさんのブログ記事に興味が湧きましたのでご説明させて頂きます



まずブラックバスは色を認識出来るのか?
という問題から見てみましょう

ブラックバスは

スズキ目サンフィッシユ科オオクチバス属

に属しています


色を感じ取る視覚細胞は3錐体を有しておりヒトと同じ3色型色覚を有していると言われています

同じ魚類では4錐体を持つ魚類が多く、鯛などは2錐体しか有していないと言われています

良く、魚は赤外線見えるよと言われているのがそれに該当します

魚類は赤外線が水に当たることによって発生する水流が持つ陰影を見て水温と水流を判断し、自分が移動すべき場所へと移動するのです


なお、ブラックバスは視力に関してはあまり良くないようです

0.3〜0.1くらいだと言われています


次に太陽の高度と日照角度によるカラーの見え方の違いについてご説明しましょう

夏至の正午が一年で最もディープまで長波である赤色光が届きやすいというのは勉強せずともなんとなく感覚でわかると思います

青色光は水中では拡散され乱反射しますので、ディープにいくほど少しずつ衰退していきます

しかし北半球では真夏、太陽と地球の距離が最小値になるため、冬と比べて深い場所まで光が届きます

夏のバスがディープに集まるのは何も水温だけが影響しているのではないんです

この3色光の届く範囲で色の見え方が変化すると言われています


魚類の目の場合、人の目の構造よりもはるかに原始的で、光が届きにくくなったディープであれば例えばオレンジ色のフィルターをかけてものを見ている感じ、もう少し浅いところになるとイエローとかグリーン色のフィルターをかけてものを見ている感じ

そう、みんな大好きスカッパノン、グリーンパンプキンやチャートカラー、黒金などの人気カラーの色なんですよね


光が届く範囲は人の目とそう変わらずといった感じでしょうか


後半に続きます