世間では連日のように「日銀の利上げ」や「金利上昇」というニュースが飛び交っています。
定年を迎えて自分の資産運用を見直す立場になると、こうした言葉の響きにはどうしても敏感になってしまいます。
「金利が上がると、今持っている株や投資信託はどうなってしまうのだろうか」と、不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、投資初心者の方に向けて、金利の上昇が株式市場にどのような波を立てるのか、分かりやすく紐解いていきたいと思います。
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まず、「金利が上がると株価は下がる」という話をよく耳にしますが、これは半分本当で半分は間違いです。
一般的に金利が上がると、企業がお金を借りるときの負担が増えるため、株式市場全体には冷や水が浴びせられるような場面が増えます。
しかし、すべての株が一律に同じ方向へ沈んでいくわけではありません。
金利上昇の荒波にもまれやすいものもあれば、逆にそれを追い風にして力強く帆を張るものもあるのが、相場の面白いところです。
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具体的に見ていきましょう。
未来の成長に期待を寄せて買われるハイテク企業などの「グロース株(成長株)」は、金利が上がるとどうしても値が重くなり、軟調な動きを見せやすくなります。
日本を代表する日経平均株価はこうした値がさ株の比率が高いため、金利が上がると指数全体が重荷を背負わされるような形になりがちです。
一方で、金利の上昇によって利ざやの改善が期待できる銀行株などの「バリュー株(割安株)」は、しっかりとした足取りで株価を押し上げられる傾向があります。
実際に、国内金利の上昇を背景に大手銀行の株価が息を吹き返し、市場全体の構図が変わるような場面を目の当たりにしてきました。
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こうした仕組みが分かると、日本を代表する二大指数である日経平均とTOPIXの動きの違いもスッキリと見えてきます。
グロース株に引っ張られやすい日経平均が逆風を受ける一方で、金融株やバリュー株の比率が高いTOPIXは、金利上昇の局面で頼もしい強さを発揮することが少なくありません。
そのため、相場の風向きが変わったときには「長期・積立・分散投資」という基本の姿勢を崩さず、どっしりと構えていることが何よりも大切になります。
変動する金利や目先のニュースに一喜一憂するのではなく、自分の年齢と体調、そしてリスク許容度に見合ったペースで資産と向き合っていきたいものですね。
みなさんは最近の金利のニュースをご覧になって、ご自身のポートフォリオの風向きをどのように感じていらっしゃいますか。





