伊藤三巳華「視えるんです」
こういう可愛らしい絵柄の漫画なんですけど…ホラーなエッセイ漫画(笑)
作者の伊藤先生が、幽霊が「視える」体質だそうで そんな伊藤先生の心霊体験談などを描いたエッセイ漫画となっています。
怖いのは怖いんですけど、面白い(笑)
私は幽霊を見る能力は一切ないですけど、そういう視える方の感覚は興味深いです!
伊藤先生ご本人いわく、「へっぽこ霊感」(笑) 幽霊は視えるけど、視えるだけで、それ以上の事、例えば、お祓いなどは出来ないとの事。
しかも、幽霊が見えるだけじゃなく、頭の周波数をあわせると、動物や木の考えている事が分かるそうです。でも、ある意味、そういう能力は幽霊を見るよりも、すごい能力なんじゃないかと思うんですけどね~(笑)
伊藤先生の周りの人たちも、伊藤先生同様、心霊体験豊富な”まがまがしい”人たちばかり(笑)
怪奇作家の中山市朗さん、加門七海さん、立原透耶さん、霊能者のチンピラさん、コザクラさん、”やばいばあちゃん”はじめご家族、”まがまがしい”ご友人の方々、伊藤先生のスリランカ人のご主人のご友人の方々…愛すべき”まがまがしい”人たち(笑)
吉野泉「放課後スプリング・トレイン」
まだ春には遠いですけど、福岡では今のところ暖冬ですね。という事で、地元福岡を舞台にした春っぽいタイトルの「日常の謎」ミステリの連作短編集です。
吉野泉「放課後スプリング・トレイン」(2015年)
吉野泉さんは、昭和58(1983)年福岡生まれ。
この本がデビュー作。
福岡の高校に通う高校二年の女の子、泉が主人公。
新学期の4月のある日、親友の朝名(あさな)が彼氏を泉に紹介したいという。彼は友人を一人連れてくるので、泉も来てほしいとの事。福岡の中心地・天神地下街のカフェでの待ち合わせのため、放課後天神へ向かう電車の車内で不思議な事件に遭遇する。
朝名の彼は、大学を今春卒業して小学校の新任教師になったばかりの上原先生。一緒に来た友人は大学で同級生だったという、九州大学の大学院で植物の研究をしている飛木さん。
泉は電車の中で起こった不思議な事件を二人に話すと、飛木さんはすらすらと…
九州大学の大学院に通う飛木さんが探偵役、主人公の泉が助手役となって、高校2年の春から夏にかけての泉の日常の謎を綴った連作短編集となっています。
コシマキに「瑞々しいデビュー作」と書いてありますけど、文体も何もキラキラしてますね~
謎も一筋縄ではいかなくて関係ないと思っていた謎が関連していたり。「日常の謎」作品なので、あくまでも日常の疑問ですけどね(笑)
いかにも高校生でありそうな日常の謎ですよ(笑)
大ネタ小ネタと色々散りばめられて面白いです! 吉野泉さんは、今のところ、この本一冊だけみたいですが、次も読んでみたいですね~
えびはら武司「藤子スタジオ アシスタント日記 ドラえもん達との思い出編」
「まいっちんぐマチコ先生」などで有名なえびはら武司先生が、デビュー前に藤子不二雄先生のアシスタントをされていた頃のエピソードを綴ったエッセイ漫画の第三弾です。
えびはら武司「藤子スタジオ アシスタント日記 まいっちんぐマンガ道 ドラえもん達との思い出編」
えびはら武司先生は1954年京都生まれ。
えびはら先生は漫画家デビュー前の高校卒業した後の、昭和48年から昭和50年まで2年間、藤子不二雄先生のアシスタントをされていたんですね。そこで体験された話や見聞きされた過去の藤子作品の裏話などを、4コマ漫画や8コマ漫画で描かれています。
当時藤子先生が描かれていた「ドラえもん」や「魔太郎がくる!」、「キテレツ大百科」などの裏話や色々なエピソード、えびはら先生の代表作である「まいっちんぐマチコ先生」と、藤子不二雄先生の「エスパー魔美」との意外な関係など。
藤本先生・安孫子先生の色々なエピソードなどなど。今回も興味深いお話のオンパレードですね~
ただ、この3巻で「藤子スタジオ アシスタント日記」は一区切りだそうです。次からは、えびはら先生が藤子先生のアシスタントを止めて独立後、「まいっちんぐマチコ先生」の誕生秘話を描いていくそうです。それも楽しみ!



