先日、ある人たちや、それにまつわる物事に対して、まだ反応が残っている不平不満を改めて口にしました。
そして、それをしながら、表面が微かに振動しながらも、実はちっとも、心が動いていないことにも気づいていました。
それなのに、あえて過去のことを口にしているという、この一連の作業は何なのか？と内側で観察しながら・・・。
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数年前の出来事で、そのときは、ものすごく衝撃を受けました。
当時、気づきのくつろぎをかき分けて起きた衝撃の動揺。
「まだでもこんなに動揺を感じることに、さらに動揺する～」と一人ツッコミながら、それらの動揺、身体全身の重さ、気の高ぶり、これらの反応を、ただただ身も心も投げるように「何にもわかりませーん」「これは本当？」と全体性のなんでもなさにゆだね、動揺がおこる度に、ただただダイブしていくと、それらの動揺は薄らいでいきました。
また、同時に、気づきを打ち明け合っている兄弟にも事細かに聞いてもらい、言語化するようにしていました。
感情的になり、愚痴っぽい表現になっても、とりあえず、そのまんま聞いてもらいました。
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そうして、行きつ戻りつしながらも、横軸の経過とともに、動揺の熱はスーーーっと冷めていき、正気さが出てきます。
「特別視」が動揺の原因。
わたしの勝手な期待と、期待が裏切られたことへの動揺です。
外側の世界に「神」を求め、「絶対的」なものを求め、そうじゃないことに気づき、ガッカリし、「外」への攻撃にすり替えます。
外側に気を取られていること自体、「確かさ」を求めているのではないということ。
そしてそれらを握りしめることで、「個人」「個別性」をキープしている。
「個別」であること、「特別」であることと、だからこそ「全体」を、「愛」を、拒絶することを選んでいる。
苦しみが報酬。
苦しんでいないと、わたしじゃない・・・、わたしがいなくなる・・・。
でも、実は、「わたし」であることに疲弊している。
「愛」に統合したいと泣き叫んでいる。
でも「わたし」がなくなるのはこわい～、でも苦しい～、でも「わたし」が終わるのはイヤ～、でも苦しい～・・・・。
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「苦しみ」という遊びはもういい。
そして「全体」に還ると、もちろんそれは「わたし」も含んでいるわけで、消えるわけではない。
ただ「わたし」という力みが取れ、全体の発光と一致し、ただただ無防備に満ち満ちている。
その発光の中で「わたし」は全体性におおらかに使われていく。
ゆらゆら、ぷかぷか、きゃらきゃら、そしてシーーーーンと。
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先日の、過去を口にする機会にて、改めて、自覚が整った感じ。
機会に感謝です。
これからも、過去のことは、「個人」から「全体」へのひっくり返りを説明するときの例として挙げるとき使うだろうけど。
真の動揺は、「外側」の出来事ではない。
「わたし」から「全体性」への移行における反応でしかない。
これからも、「自我」の「機能」を見つめる作業を通し、その表面ではなく、その「動機」を見抜く。
見抜けば、自動的に発光の中にいたことに気づくのだ。
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茂藤かおり
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
