シキ350形 | 狸力の巣

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まぁ…なんとなく作ったモノです。



最近の状況なんかを綴ってみたりしてます。

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35t積低床式大物車

昭和30年に日車で一両のみ製作された。

所有社は江野川重工で同社としては初めての私有貨車である。

車体は普通鋼を全溶接で組立てたもので、弓形の側梁・中梁恵4本を前後の端梁・枕梁と8本の横梁で結合した。車体長さは17,850mm・BC間距離は13,200mmで低床部の幅は2,050mmとかなり狭い。

低床部の長さは7,200mmとこのクラスでは最大級であり、使い勝手は良さそうだ。また低床面高さは600mmとなっている、その反面低床面下面とレールとの間隔は僅か153mmしかなくハンプ通過は積車、空車を問わず禁止された。

台車は2軸の板台枠台車を履いており、長い車体に対してアンバランスともいえる外観となっている。

車体サイズに対して積載荷重が小さいが、これは発注側に何か由来がありそうだ。


常備駅は工場最寄の江野川とされ、大きく低い低床部を持つ同車は江野川重工の物資輸送を一手に引き受け使用された。

その後、43,10でも”ロ”車扱いとならなかったが、老朽化とトラック輸送への切り替えにより昭和62年度末に廃車となった。

実際には廃車後も数年間は工場敷地内に放置されていて、平成6年頃に解体されたらしい。







毎度恒例ウソ貨車です、リマの怪しい大物車をラディッシュで拾ってきてちょいと弄れば日本型。

…ってかイタリアの表記を消して日本の表記を入れてカプラーを取り替えただけですが。


それにしても江野川重工って何作っている会社なんだろう…?