こんにちは、せんです
今回もらったお題は「歩くことの魅力」です。
私は六甲駅から大学まで歩いて通っています。今までバスに乗ったのは数える程です。また外部の体育館で練習するときに、電車とバスの乗り継ぎがあれば、バスに乗らずに体育館を目指します。他にも、集合場所がJRや阪神や定期券を活用できない駅の場合、阪急電車に行けるとこまで行ってもらって、そこから歩いて他の鉄道会社の駅に行きます。あたかもその駅で降りたかのように。歩くことによって、早起きすることになろうが、朝から汗をかこうが、雨に降られようが、構いません
では、なぜ歩くのか
歩くことに魅了されているというような素敵な話はありません。ここで自分に正直であるためには、歩くことにお金がかからないことが一番の動機だと言ってしまわなければいけません。悪く言えば、というか良く言わなければ、節約のために歩いてるのです。ただ、単にけちだと捉えられるのは心外です。歩くことによって、無駄なお金を使わず、バイトをしなくてもよくなり、より楽な時間を過ごすことができるのです。あるいは歩くのに時間を使っていますが。私の節約の前提にあるのはなるべくバイトをしたくないという気持ちです
そして、バスを信用していないことも徒歩という選択肢へ向かう理由の一つです。バスはすぐに遅れます。しかも遅れていることを教えてくれません。遅延の際の電車のアナウンスとバスのだんまりは足して2で割るくらいがちょうどいいと思います。また、バス停は小さく、名前も番号が振られただけの不親切なものでわかりにくいったらありゃしません
しかし、こんなふうに私の選択肢である徒歩を消極的な方法として紹介するには、テーマに合ってませんし、私としてもつまらないので、やっぱり「魅力」を書きたいと思います。ただし、魅力だと思うかどうかはあなた次第です。
六甲駅から大学まで歩くことで、私は一つの特技を得ました
それは後ろから来る車両が、私が乗らない阪急バスなのか、六甲の住民の自動車なのか、音で判別することです。阪急バスはいかにも重そうに低いエンジン音で登ってきます。どこからなっているのか、プシュプシュ、ガシャンガシャンと常に音を立てています。そして、何やら勢いが凄まじいのです。物質的な大きさもあるのでしょうが、せっかくバス停でバス待ちの人達より早く出発したのだから、抜かされたくないという、進むのに特化した機械に挑むという無謀な対抗心を持っているため、バスが迫りくるように感じているのかもしれません。
また、向かってくる車両は阪急バスと自動車だけではありません。上には幼稚園があり、幼稚園バスも運行しています。これを見分けるのは難しいですが、阪急バスと自動車の間の音量です。
ゴーという音が聞こえて、
あれいつもより音が小さいな、プシュプシュ言ってないな、と感じたら、幼稚園バスと考えてください。
この特技を披露する機会はないですが、特技の大半はそういうものでしょう
他にも、六甲にどんな人が住んでいるのか知ることができます。いつも大体同じ時間に登っていれば、同じ人が降りてきます
ピンヒールを履いたおじさんや、長いストレートの黒髪を振りながら駆け下りてくるモデルのようなお姉さん、コートの首元から見えるインナーがいつも蛍光色のおばさん、ユーチューバーの東海オンエアのとしみつが年を取ったようなおじさん、あんまり特徴はないけど何故かぱっと顔が思い浮かんだお姉さんなどなど。
あんな山の上で生活しようと思うなんて、そこからピンヒールで降りてくるなんて、その行動に至る思考を持った人がいるんです。
それから、六甲の色んな景色も楽しむことができます。海も見えますし、山も見えます
。
家の屋根のソーラーパネルも見えます。
これらのことは魅力だと思えば魅力でしょう
しかし、歩くことで家から惰性で電車に乗り、揺られて六甲まで来た寝起きの目が覚めますし、運動にもなりますし、ボーと周りの景色を見て時々青空を見上げたりしながらてくてく歩くのは、暇があればスマホをいじったり、寝てしまったりする私にとっては1日の他の時間とは違った時間です
新入生の皆さんも一度歩いてみてください。意外とすぐ着きますし、慣れますよ
六甲の通学路でよく写真を撮っていたので、その写真を載せたかったのですが、スマホを壊してデータを全てなくしました