▲秘境奥只見から新潟県へ

 

 

クワガタ好きの皆さん、久しぶりの

 

採集記アップになります。

 

 

 

 

実はこの採集記は専門誌に投稿したのですが、ボツとなったものです(汗)

(やっぱり、オオクワの♂がいないと、、、インパクトに欠けるみたいです)

 

でも、自分のクワガタ備忘録となりうるものなのでブログでの

 

アップをする事にしました。

 

 

 

 

ちなみにコチラは昨年アップした

 

2023中年少年の夏休み オオクワ外灯採集<南会津編>の

 

続きになります。

 

 

 

 

興味のある方はコチラを↓

 

 

 

この南会津採集記はけっこう読まれている方がいるようで、

時々ランキング情報が届きます。

 

 

 

 

有り難いこってす(^^)

 

 

さて、さて、さて、新潟での採集記を始めさせてもらいます。

 

 

 

 

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▲大自然は素晴らしい

 

 

越後路に光を求めて

 

 

 

 

年々増加するLED外灯は人類にとっては素晴らしい発明であるが、

 

クワガタ採集人、とくに外灯回り採集者にとってはちょっと嬉しくない発明品だ。

 

(LEDの特性から虫を寄せずらい光の波長なのだ・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

私は25年以上も外灯回り専門。

 

 

 

 

 

仕方なく、ライトトラップ採集に移行した仲間も多いのだが、

 

可能性がゼロにならない限りはこのやり方で通すつもりだ。

 

 

 

 

 

とは言え、虫の集まる外灯は生き残りの水銀灯やナトリウム灯に集約され、

 

ただでさえ少ない虫を求めてライバルが群がる形。

 

 

 

 

 

これは前記した<南会津編>を読んで頂ければ分かると思います。

 

 

 

 

 

 

さて、さて、今夏はどこを攻めよう

 

 

 

 

そんな時だ!

 

くわ友のセキネさんから

 

「ふじさん、新潟にはまだ何割か水銀灯が残っていますよ」

 

と情報を頂いた。

 

 

 

 

 

そんな場所がまだ残っていた・・・

 

 

 

よし、それならば今年は新潟産オオクワを狙ってみようと決心したのだった。

 

 

 

 

 

しかし、その数日後、地方ニュースで

「2024年、新潟の国道やそれに即した道路の外灯はLED化!!」の記事。

 

 

 

 

尚更、今年は新潟外灯回りに行かねば!!!

 

 

 

 

越後の国に光を求めたのだった。。。

 

 

 

 

 

▲ナトリウム灯

 

 

 

 

 

レア産地を目指す!!

 

 

 

2023.8.20

 

新潟での外灯回りは過去2度ほど経験している。

 

 

 

福島寄りの有名産地を回ったのだが、二度ともボウズ。

 

 

 

最近、この産地はマナーなどの関係から採集が難しいと噂に聞いている。

 

 

 

 

「最近、〇〇〇の外灯で友人が採りましたよ」

 

 

とセキネさんからの追加情報が入った。

 

 

 

 

なんでも、その地域は水銀灯やナトリウム灯が普通にあって、

 

オオクワも飛来するらしいのだ。

 

 

 

 

しかも、その地域はレア産地。あまり聞いたことの無い場所だが、

 

 

 

 

夢のような話だ。

 

 

 

私の頭の中では、たくさんの水銀灯が並ぶむ中、

 

オオクワを手にしてニンマリしている自分がいた。

(単純である)

 

 

 

 

 

こうして、私は南会津採集後の翌日午後に新潟入りした。

 

 

 

 

▲お昼はお蕎麦

 

 

▲200年以上前に書かれた古文書。

 

 

 

 

昼間はとある施設で古文書に書かれたUFO的資料を撮影させてもらい、

 

夕飯はコンビニで済ませてレア産地へ(レア産地なので食事処がないのだ)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後6時を過ぎ、車の外気温計は31℃もあった。

 

 

 

 

2024年の冬は暖冬だったが、今年の夏も猛暑続きなのだろうか・・・

 

 

 

カーラジオからは

 

「全国の高温地点のうち、新潟各所が上位を独占・・・」

 

「連日のように37℃」とながれて来た。

 

 

 

 

暑すぎると蚊も飛ばないというけど、オオクワは飛んでほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、セキネさんの情報通り、水銀灯がちらほらと残り、

 

コムシを集めている。

 

 

 

 

期待出来る!!

 

 

 

1時間もすると気温は27℃に下がる。

 

 

 

 

外灯にはコムシの渦が出来上がっていた。

 

 

 

でも、その下をよく見るとコガネムシや蛾の姿はほぼ皆無。

 

 

 

猛暑の影響だろうか・・・

 

 

 

 

湿気でフロントガラスが曇る中、低速で集落へ続く道を走る。

 

 

 

 

7キロほど走っただろうか、

 

セキネさんが教えてくれたオオクワ採集実績地に到着した。

 

 

 

 

 

 

 

車から降りて、丁寧にライトを照射。

 

 

 

 

が、しかし、虫ッ気がまるで無い。

 

 

 

 

ダメだ・・・

 

 

 

 

夜の薄明りの中、近くの山々を見ると、樹相が貧相に見える。

 

 

 

 

福島で見るような立派なブナやミズナラは無さそう。

 

 

 

 

 

 

こんなところにオオクワガタはいるのだろうか、、、

 

 

 

 

南会津や山形で感じるような圧倒的な

 

自然を感じられないのである。

 

 

 

 

▲ぶーちゃんはいました

 

 

 

不安が募る環境であるが、信頼のおける方からの情報。

 

 

 

 

それを心の頼りに外灯をひたすら回る。

 

 

 

水銀灯はそれなりにあるが、虫がいない。

 

 

 

 

あれほど水銀灯に群がっていたコムシ軍団もいつの間にか姿を消していた。

 

 

 

 

 

福島専門の仲間たちも「今年は暑いし、虫がいない」と連発。

 

 

 

「なにかがオカシイ・・・」

 

 

 

 

ひと回りして実績ポイントに戻って来ても状況は変わらず、

 

たまにクロコガネがいるくらいで、アスファルトはさっぱりしていた。

 

 

 

 

 

 

 

午後10時を回り、奥地の外灯でノコギリクワガタを拾ったという親子と遭遇。

 

 

 

 

とくにオオクワ狙いとかでは無さそう。

 

 

 

 

その後、やっとこの日の最初の獲物コクワ♀を摘まむ。

 

 

 

 

高い山も近くに無い。

 

 

 

 

レアではあるが、いない事はない地。

 

 

 

セキネさんの友人はたまたま条件が良くオオクワを手にしたのだろう。

 

 

 

 

今晩はダメな日なんだ、きっとそうだ!!!

 

 

 

 

 

 

 

私はこの地から道を逸れ、隣町へと車を走らせた。

 

 

 

 

結果はノコギリ♂とミヤマ♂を拾っただけで終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ、知らない土地での1晩目だ。

 

 

 

 

明日、もう一度作戦を練り直そう。

 

 

 

(でも、採れる気がせん・・・)

 

 

 

 

 

 

2023年8月20日採集成果

 

コクワ1♀

ノコギリ1♂

ミヤマ1♂