誕生日はひつまぶしでお祝い | kuwanakenのブログ

kuwanakenのブログ

プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 いつからか、誕生日の祝膳はうなぎと決まっています。僕はうなぎが大好きなので、毎日でも食べたいくらいです。でも、普段は高くて手が出せません。そこで、誕生日というハレの日にふさわしい食事となったわけです。

 

 毎年、娘がうなぎの蒲焼を贈ってくれますが、今年はまだ届きません。そんな時は、「うなぎ炭焼き新庄」へ行きます。店構えも内装も老舗の雰囲気を醸し出していましたが、突然きれいになってびっくり。今年3月に新装開店したとか。

 

 一年に一回行くか行かないかくらいなので、建て替えているのも気づきませんでした。きれいな店で食べられると気をよくしたのも束の間、「予約で満席を頂いております」と断られました。予想していなかったので言葉も出ず。

 

 外食は車で10分以内と決めています。食べるとトイレが心配だからです。くじけず次に向かったのが「寿司道場」ここもまた、我が家ではハレの日限定の高級寿司屋。そこのうなぎは結構おいしい。ところが、待合室にずらり。

 

 あたふたと美しい妻が、スマホでこの辺りの鰻屋を調べ始めます。近くに「だるまうなぎ」がありました。早速電話すると「あと四名様までお受けできます」「5分で行きます」「お待ちしています」滑り込みセーフ。

 

 店内に入ったのがちょうど5時頃、客席には誰もいません。あと四人って本当かなと疑いました。来て欲しいがためのハッタリかもと。よく見渡すと、どの席にも「予約席」の札が立ててあります。きっとこれから混むのでしょう。

 

 メニューを見るなり「私はひつまぶし」と妻がつぶやきます。「誕生日だから好きなもの選んで」とは言ってくれるものの、そこから「特上うな重」とは言いづらい。笑顔で「ひつまぶし一尾使用」を頼みました。

 

 やってきたひつまぶしは、大きな木の器にうなぎが折り重なって入っています。焼き加減も好みのカリカリ。ちょっと身が薄いのは玉に傷。ただ、ひつまぶしはもともと不揃いや切れ端を集めた料理。これこそ本家本元、おいしくいただきました。