久しぶりに「百鶴」を折り始めました | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 車椅子バスケットの審判仲間M君から、連鶴のワークショップをしないかと誘われました。M君はリースなどを作る趣味があって、マルシェにも出店しています。その流れで、僕にもおもしろそうなイベントを持ち掛けてきます。

 

 M君は、僕の連鶴を高く評価してくれています。いつぞやは、教員向けの連鶴教室を企画してくれました。参加者は小学校の先生20人ほど。折り鶴に慣れている人が多く、ちょっと難しい「青海波」なども難なくこなしていました。

 

 今度は観光客相手で、人数もどれくらいになるか分かりません。外国人が多ければ、鶴の折り方から始めなければいけないかも。想像するだけでわくわくします。超初心者から上級者までをイメージ、妄想が止まりません。

 

 M君は、完成品の販売も目論んでいます。先月、ミニバスケットで連鶴教室をしたばかり。子供たちに僕の作品をあげたので、在庫が減っています。今からせっせと折ることにしましょう。当分の間楽しむことができそう。

 

 久しぶりに「百鶴」を折り始めました。鶴が千年の寿命なら百羽で十万年、縁起の良い折り紙です。これが一枚の紙からできるとは、誰もが驚くはずです。江戸時代に連鶴を考案した魯縞庵義道さんは、天才に間違いありません。

 

 百鶴といっても、真ん中に四つ分の大きな鶴を折るので差し引き97羽。初めて折った時は10時間かかりました。もちろん、折り続けるわけではありません。休み休みですが、ストップウォッチで計るのも酔狂そのもの。

 

 折り紙作家の笠原邦彦さんは「こんな大作は一つ完成したら満足しましょう。二つも三つも折ったらストレスが生じて体に良くない」と言います。まさか、僕が何十回も折ることになるとは、全てはガンになったお陰です。

 

 確かに、ストレスが溜まると良くありません。そこで、難しい箇所は簡単に折れるようにアレンジしました。他の連鶴にもいくつか簡易版を考えました。小学生向けに工夫したものですが、何のことはない自分自身が楽しています。