ボクシングの疑惑判定はなくなるのか | kuwanakenのブログ

kuwanakenのブログ

プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 東京ドームのボクシング興行は34年ぶり三回目ということです。過去二回はいずれもマイク・タイソンがらみです。今回の四万人もさることながら、タイソンは二回とも五万人越え。恐ろしいほどの人気ぶりだったことが伺えます。

 

 34年前のタイソン対ダグラス戦は、強く記憶に残っています。疑惑の判定があったからです。タイソンが負けて歴史が変わったという人もいますが、本当はタイソンが勝っていました。8ラウンドでKO勝ちしているのです。

 

 その時レフリーは、ダウンしたダグラスを放っておいて、タイソンをコーナーへと押します。ややあってダグラスのところへ戻ったレフリーは、1からカウントを始めたのです。ダグラスがカウント9で立ち上がりますが、すでにKO負けのはずです。

 

 昔のボクシングの判定は酷いものでした。挑戦者が敵地に乗り込む時は、KOしなければ勝てないといわれました。判定になると地元のチャンピョンに有利な結果が出るのです。ホームタウンデシジョンという名が、まかり通っていました。

 

 アマチュアボクシングの「奈良判定」という言葉も記憶に新しいです。元会長の山根さんが不正な判定を強要したという疑惑です。ソウルオリンピックでは、審判を買収した事実も明らかになっています。長く続いた黒い歴史です。

 

 最初の井上対ドネア戦でも怪しい場面がありました。背中を向けて逃げるドネアを、尚弥君が追撃しました。それを、レフリーがブロックして止めたのです。もう1発お見舞いしていたら、間違いなくKO勝ちしていたはずです。

 

 近頃は、いろんなスポーツにビデオ判定が持ち込まれています。「審判は間違えるもの」という考え方です。だから「審判を信用してはいけない」とするか、それとも「審判の判断に任せる」とするか、悩ましいところです。

 

 相撲のビデオ判定はおもしろみを増しましたが、バスケットのチャレンジは興醒めです。ちなみに、僕の車椅子ツインバスケットの審判は誤診が多いです。でも、両チーム分け隔てなく間違えるので、疑惑の起きる隙はありません。