防災の備えが大切とはいえ、ついついおろそかになりがちです。何年か前にタンスや本棚などは壁に固定しました。平形やL字型の金具をたくさん使って、ガチガチに止めてあります。やることが雑なので、閉まりにくくなった扉もあります。
ついでに、開き扉にも留め具を付けようとしました。ところが、金具がうまく合わなくて、そのままおざなりの状態でした。あちこちで地震が起きるたびに、「次はここかも、早くやらなきゃ」と思うばかりで手は動かず。
先日、美しい妻が「GWにやること」と書き記しました。「玄関の整頓、室外機の音防止」などの他に、「タンスや台所の落下防止」という項目も並んでいます。我が家は婦唱夫随なので、口答えすることは御法度です。
前回に懲りて、何種類かの金具を買い求めました。まずは、台所の開き扉に金具を取り付けます。一つは板状の金具をもう一方の丸い金具に通して留める、昔ながらの掛け金です。丸い部分を90度回すと外れません。
他には、棒をスライドさせるもの、板状の金具を回転させて受け金具に納めるものなどです。それぞれ取り付けて、使いやすさを確かめます。非常時に揺れても外れないか、日常に開け閉めしやすいか。結果はどれも一長一短。
その中で選んだのは、プラスチック製で接着する今風のものでした。決めては、付けやすい、開け閉めしやすい。何のことはない、一番手間の掛からないものでした。頑丈だけど付けにくい、開け閉めが面倒くさいものは敬遠されます。
つまるところ、非常時よりも日常に重きを置いた形になります。どこまで危機感を持っているのか疑わしい限りです。まあ、やらないよりはやった方が良いに決まっています。今回はこのくらいにしておいてやろうか。
そういえば、妻のメモには「防災リュック準備」もありました。防災リュックは何年も入れ替えなしです。子供用の着替えなど、大人になっても入っていたことがあります。頑張ってGW中に済ませないと、また数年後になるかも。