浅田次郎「王妃の館」、寿命の長い職業はお坊さん? | kuwanakenのブログ

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 浅田次郎さんの「王妃の館」を読んでいたら、おもしろいセリフがありました。「あらゆる職業中、断然の長寿を誇るのは坊主である」つぶやいているのは、なんと森のねぐらへ帰るカラスというから、ふざけた話です。

 

 一方、「最短名は小説家に違いない」とも。もちろん、浅田次郎さん特有のおふざけです。「お坊さんと小説家の共通点は、どちらも運動不足気味。違いは、仏様に帰依する者と神仏に祟られている者」この差は大きい。

 

 それならば、小説家が仏門に入ったら寿命はどうなるか。僕が知っているのは一例だけです。瀬戸内寂聴さんは99才まで生きられました。神仏に祟られるような生き様をした後、帰依されました。祟りよりもご加護の方が強かった例です。

 

 日本人の平均寿命は、男性が81.05才、女性が87.09才。平均寿命は0歳児の平均余命です。ちなみに、70才男性の平均余命は15.56才。僕は85才まで生きられる。不思議なことに、0才よりも余命が長いとは。

 

 乳児の死亡率は高そうなので、20才の余命を見てみると61.39年。0才より長いが、70才より短い。若者は無茶をするから死亡率が高いのか。ならばと、40才は41.97年、60才は23.59年。年を取る程に余命が伸びる、摩訶不思議。

 

 そうはいっても、統計とは専門家や計算好きな人のためにあるものです。自分に当てはめたって、何の役にも立ちません。なぜなら、自分一人にとっては、症例は1だけ。結果が出てみれば、100か0にしかならないのです。

 

 ガン検診で要精密検査の知らせが来る人は約2パーセント。さらに、精密検査でガンが見つかる人となると0.2パーセント。僕はその中に入ってしまったんですから、0.2パーセントは腹立たしい数字になっただけです。

 

 直腸ガンステージ1の5年後生存率は98パーセント。この数字をどう見るか。ガン検診では少ない方の2パーセントに入っていました。それはさておき、僕は100歳まで生きることにしました。100歳の余命はというと、1.69才。ん?