久しぶりに6年生の卒業おめでとう会をしました。以前は毎年卒団式をしていました。3年前、のんびり楽しむミニバスケットへ方針を変えた時に、強くなりたい5、6年生が隣のチームへ移籍しました。最上級生が4年生になったのです。
新しく入ってくる子は小さい子ばかり。そんなわけで、3年ぶりの卒業生というわけです。のんびり楽しむのは子供ばかりではありません。親御さんの負担もゼロにする方針なので、手間のかかる卒団式は避けようと思いました。
以前は、5年生以下の子供たちや親御さんたちが、出し物や飾り付けを準備しました。卒業記念の写真パネルなど、ずいぶん凝ったものでした。軽い飲食物なども並んでいました。それらを無しにするつもりだったのです。
ところが、かつての卒団式を経験している6年生が、自分もやって欲しいと親御さんに願ったようです。6年生の親御さんも熱心だったので、拒むこともなかろうということになりました。自然発生的に準備された卒団式です。
ただ、卒団式という言葉は仰々しいので「お楽しみ会」、ちょっと色をつけて「卒業おめでとうお楽しみ会」と名づけました。来年はしなくても良いよ、という意味も込めてあります。5年生が一人だけになりそうなので、慮ったというわけです。
いざフタを開けてみると、会場の集会所には風船やリボンなどの飾り付けが施されています。食べ物も子供の喜びそうな揚げ物がずらり。かなり、手の込んだお楽しみに会になりました。もちろん、子供たちは大はしゃぎ。
記念パネルは子供たちの写真で、びっしりと埋め尽くされています。一年生から入っていた子もいます。小さくて可愛いユニフォーム姿で大きなボールを持っている写真に、ついほろり。手間をかけるほど、喜びが増えることも事実。
5年生の親御さんも積極的にお手伝いされていました。やりたかったのか、やらないわけにはいかなかったのか。ちょっと心配になります。負担ゼロとのジレンマに陥ります。「来年はやらなくても良いよ」と念を押しました。