学生時代の友人たちと、年に何度かホームパーティをしています。いつもは四夫婦八人で集まるのですが、今回はあれやこれやで五人でした。この年になれば何のしがらみもなくなるかと思いきや、何かと不都合は起きるものです。
それにしても、気の置けない仲間と過ごす時間は格別です。いつも通り、昼過ぎから三々五々集まって来ます。ひとしきり四方山話に花が咲いたところで、トランプの大貧民が始まりました。これは毎度のお決まり。
夕方になると僕は夕食の準備。その日はちらし寿司、味噌汁、ポテトサラダ、煮物、漬物。あらかじめ、昼前から用意してあったので、ちょちょいのちょいで食卓に並べました。食事の間も話は途切れることなく、楽しいひとときです。
夕食後は数あるボードゲームの中から、ブロックスを取り出して始めます。去年から我が家のゲームに加わった新作です。ブロックスは孫の家族たちと何度も対戦しています。最初は加わらず、ルール説明とコツの指導に当たります。
二戦目から参戦すると、やはり一日の長がある僕に分があります。二連勝したところで、「それじゃあ、大貧民にしようか」という声が掛かってブロックスはお仕舞い。もう少し、良い思いをしたかったのに残念。
このホームパーティは独身時代から何十年も続く恒例行事です。四人が結婚して八人になり、子供が一人ずつ増えて最大17人まで増えました。それが、子どもの成長とともに減っていきます。いつからか、また八人の集まりに。
大貧民大会はいつも通り大盛り上がり。若い頃は泊まりになることも多く、大貧民は何時間も続いて朝になることも。その名残で、今でも一回終わるごとに成績を紙に記します。10回戦が1セット。さすがに、その日は1セットでお開きです。
次回は五月、T君宅での開催に決まりました。どの家庭もすでに離婚の危機は免れています。四夫婦八人が欠けることなく集まれるよう祈るだけです。幸せの秘訣は好きな人と会うこと。そう言い切れるのは、運が良いだけかも。