おちょぼ稲荷のお土産は、孫娘の好物ばかり | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 孫娘の冬休み合宿は1週間余り、あちこち遊び回りますが、おちょぼ稲荷参りも定番になっています。今回は年も押し迫った29日、ずいぶんの混みようです。店の人に聞けば、昨日より今日、今日より明日と、どんどん人出が増していくそうです。

 

 おちょぼさんは商売の神様として知られた神社です。毎月の晦には夜更けから朝まで賑わうといいます。それが大晦ともなれば、どれほどの人が押し掛けるのやら。コロナ騒ぎも治って、元の賑わいも戻るというものです。

 

 暮れの風物詩「縁起熊手」も、あちこちの店に溢れるように並べられています。商売の神様、恵比寿様や大国様、松竹梅や鯛など、めでたい物ばかりこれでもかと賑々しく飾られています。千円くらいから、大きなものは数万円もざら。

 

 御園座で蕎麦屋をやっている時、熊手は飾りませんでした。歌舞伎役者さんなど有名どころがご贔屓でしたが、色紙をもらうこともありません。「べたな飾り物」に抵抗があったようです。代わりに店の隅に小鳥の飾りを置いて「閑古鳥」と呼んでいました。

 

 おちょぼさんの屋台の中で、孫娘の一番のお目当てはタピオカジュースです。すでにブームは去っているようですが、孫娘はスーパーで真空パックのタピオカを買うほどご執心。これを「べたな飲み物」というのかどうか。

 

 ただ、並の子と一風違うのは、次のお気に入りが「きゅうりの一本漬け」ということです。美しいグランマと一緒に、串に刺したきゅうりをポリポリかじりながら歩きます。今回は鮒の味噌煮も買い求めました。これも孫娘の好物です。

 

 さらに、モロコや川海老の甘露煮も大好物です。買い物はまだまだ続きます。おちょぼ稲荷名物、串カツとどて焼きは欠かせません。晩御飯のおかずとして買うものですが、孫娘は待ちきれずに帰り道の車中で食べ始るほどです。

 

 おじいちゃんたちと好みが一緒というのはうれしい限りです。そういえば、吉本新喜劇の笑いのツボも僕らと同じ。「ドリルせんのかい!」のくどさに笑い転げます。ちなみに、縁起熊手を欲しいとはいいませんでした。