若者と話が合うということ | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 母校同窓会の懇親会に参加しました。美しい妻も一緒です。会場へ入ってみると、僕の席は指定されていますが妻の席はありません。同伴することは伝えてありましたが、何かの手違いでしょうか。スタッフに尋ねると戸惑うばかり。

 

 しばらく待つと、妻の席も用意してくれました。でも、僕のテーブルとは離れています。周りを見渡すと夫婦の参加者はいないようです。社交界慣れしているわけではありませんが、夫婦同伴が僕らだけとは驚きです。

 

 偉い人の挨拶も一通り終わると歓談が始まります。周りには仲良しが何人かいて、楽しく話していました。でも、一人で座っている妻の様子が気になります。知らない人の中で寂しい思いをしていると思いきや、隣の若者とうれしそうに話しています。

 

 僕も仲間に入れてもらいました。妻が紹介してくれます。「夫です。今ねえ、甲子園で話が弾んでいたの」若者R君は高校野球の強豪校出身者でした。妻も甲子園へ何度か応援に行っているので、話が合ったようです。

 

 R君は院生で、毎年やっていた学園祭のうどん屋さんも、手伝ってくれていました。僕とも共通点があったわけです。会話のとっかかりは、共通点を探すことが手っ取り早いです。すんなりと話題に入っていけました。

 

 年配者と若者の話が合う時は、ほとんど若者が話を合わせてくれているものです。R君も若者言葉を話さないように気を使っているのでしょうか。違和感なく会話が進みます。何よりも、妻の満面の笑顔はうれしい限りです。

 

 とかくおじいちゃんは若者言葉が気に食わない。この頃「なにげに」が引っ掛かります。「なにげなく」と同じ意味かと思えば「なにげに良いんじゃない」思いの外とか、比較的という意味もありそうです。油断なりません。

 

 「何気なく」の「なく」を省くと反対の意味になって、何かの思いが含まれそうな感じがするのです。「危なげなく」の「なく」を取れば「危なげ」これは間違いなく誤解を招きます。まあ、通じれば良いか。通じればの話ですけど。