伊勢アリーナ、楊名時太極拳研修会に行ってきました | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 先日、楊名時太極拳の三重県支部研修会がありました。僕は始めたばかりの新参者ですが、持ち前の好奇心で参加しました。H先生の二つの教室から7人、2台に分乗して出かけます。僕以外はみんな師範クラスの上級者ばかり。

 

 同乗したのは運良く同世代の男性2人。すぐに3人で打ち解け話がはずみました。いつも通りにガンの話をひけらかします。「直腸ガンでトイレが心配で・・・」そしたら「僕は胃ガンでね」「僕は肺ガン」なんと、みんなガン友だったのです。

 

 会場は伊勢アリーナです。ミニバスケットボールの県大会でお馴染みの体育館。バスケットコート4面取れるだだっ広いメインホールに、三重県中から集まってきたのは300人。すぐに、道着姿の参加者で埋まります。

 

 太極拳は支那服でするものとばかり思っていたのですが、楊名時太極拳は空手のような道着が公式のようです。僕も空手着は持っていますが、違う名称が入っているので遠慮しました。上下白の体操服みたいな出立ちです。

 

 僕だけ違う衣装で場違いな雰囲気ですが、そこは年の功で気になりません。開始時間まで7人で楽しく過ごします。皆さん感じの良い人ばかりで、初対面の僕にも親しく接してくださいます。まるで旧知の友みたいに。

 

 講師は長老の長表(ながもて)先生。創始者である楊名時先生の思い出話が印象的です。「楊名時先生に『ここは手を上に向けるんですか、下に向けるんですか』と尋ねたら、にこやかに『どちらでも良いんですよ』とおっしゃいました」

 

 心のゆとりを一番大切にするという話です。本日同行した人たちの僕への接し方が、思わず腑に落ちる瞬間でした。実技研修では「我はと思う方4人、舞台上で直接指導を受けられます」大方の期待通り、僕は手を挙げ、同行者も一人無理やり引っ張り込みます。

 

 最後は全員で丸く縁を描いて演舞します。サイトに上がった写真を見ると、白い道着が宗教的な雰囲気を醸し出していますが、実際は至って健康的な研修会でした。自分を探すと白い体操服は同化していますが、あれまあ、スキンヘッドが一人・・。