孫娘と出かけたスポッチャでは、バランススクーターも楽しいアイテムでした。両足を乗せるだけの乗り物で、体重移動だけで前進後退します。セグウェイのハンドルポールがないようなものといった方が、分かりやすいかもしれません。
セグウェイといえば、未来の乗り物として一時期もてはやされましたが、期待はずれだったようです。一番の難点は一台６０万円という値段の高さでしょう。転ばないという売りが、実は転んだという事実も笑いの種です。
アメリカでは観光地などで公道も走ったそうです。値段もさることながら、頭の堅い日本では土台無理な話でした。やれブレーキを付けろだの、ナンバープレートを付けろだの、新しいもの潰しはお役所のお家芸ともいえます。
電動キックボードが、意外にも免許なしで公道を走れるようになりました。それまでは、原付バイクと同じ扱いだったので免許が必要でした。ブレーキやヘッドライトなどの保安部品は必要ですが、ヘルメットなしでも走れます。
お堅い役所がどうして柔らかくなったのでしょうか。まさか、アダムスミスの「見えざる手」じゃあるまいし、何か利権が絡んだんじゃないかと疑ってしまいます。まあ、そういう時代だと思えば、うなづける道理になります。
その流れでいけば、バランススクーターが街中を走れる時代が来るかもしれません。今のレベルでは操作が難しくて高齢者には難しいかもしれません。でも、それほど遠くない未来に、転ばない機能も追いつきそうです。
現にホンダでは転ばないバイク、ライディングアシスト電動バイクが開発されています。足腰の弱った高齢者向けの、転ばないバランススクーターがバカ売れする時代が来ます。今の値段はAmazonでも２万円くらいで出ています。
バランススクーターがあれば買い物にも便利です。置き場所もわずかな面積で事足ります。登り坂も楽にすいすい走れます。この町は小高い丘の上にあるので、どこへ行くにも帰りは長い上り坂です。バランススクーターは高齢者におすすめです。
