志摩地中海村、スペイン人も中国人も見当たらず | kuwanakenのブログ

kuwanakenのブログ

プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 伊勢志摩の地中海村へ行って来ました。美しい妻のリクエストです。英虞湾の入り組んだ海岸線をぐるりと回ったり、海に迫り出したような丘の狭い山道を登り、ようやく小さな村にたどり着いたような雰囲気のところです。

 

 入り口の門を抜けると、石畳の道がくねくね続きます。道の両側に並ぶ建物は、白い壁、黄土色の屋根瓦。素敵な風景です。壁にスペイン語が目立ちます。これが地中海風の街並みでしょうか。行ったことがないので分かりません。

 

 点在する建物は民家風でほとんどが客室です。部屋へ続く小道や玄関先には、宿泊客専用という看板が目立ちます。日帰り客は立ち入り禁止という意味です。きっと、ピンポンダッシュを繰り返す不埒な観光客がいるんでしょう。

 

 タベルナと書かれた店があります。妻に「スペイン語で食堂の意味だよ」と知識をひけらかしても怪訝な顔をします。いつものデマカセと思われたんです。スペイン人がいれば直接確かめてみるんだけど、周りには見当たりません。

 

 観光地で外国人を見かけると声を掛けたくなります。挨拶と「すみません 分かりません」だけなら10数か国語ができます。ウソじゃありません。オランダ人やロシア人にも通じました。妻は呆れるばかりです。

 

 土産物屋を冷やかしながら歩きます。妻がお洒落な眼鏡ケースを気に入りました。でも、いくら呼んでも店の人が出て来ません。僕が「日本語じゃダメなんじゃない?」とからかうと「じゃあ、スペイン語で呼んでよ」「ポルファボール!いや、ペルドンだったっけ」

 

 スペイン人どころか、どこの観光地でも必ず目立っていた中国人もいません。少しでもいれば大声ですぐに気づくはずです。未だ、コロナ規制が解けていない証拠です。外国人観光客が戻ってくるのはうれしいですが、我が物顔は困り物です。

 

 中国人には「ちょっと、静かにしてください」と声を掛けたことがあります。なばなの里で蛍狩りをしている時の話です。その昔、日本人観光客が欧米で嫌われていたという話を思い出しました。中国人観光客もいずれ静かになればいいのですが。