南アフリカで確認されたコロナの変異株がオミクロンと名付けられました。以前は確認された国の名前をつけていました。イギリス株とか、インド株とか。でも、偏見に繋がるとかでギリシャ語のアルファベットで表すことになっています。
トランプさんが悪意を持ってチャイナウイルスと呼んでいました。中国政府の猛反発を喰らいましたが、感染源が中国であることは間違いないところです。でも、スペイン風邪が濡れ衣だったことを考えると、控えるに越したことはありません。
多くの病名には研究者の名前がつけられています。オスグッド病やバセドウ病はなじみの病名です。研究した本人は名誉なことですが、アルツハイマーさんの子供は「おまえ認知症だろう」といじめられたかもしれません。考えものです。
偏見を恐れてコロナ変異株に付けられたのは、ギリシャ語のアルファベットでした。英語のABCじゃなかった理由は、ギリシャ語の方が賢そうに見えるからです。だから、賢ぶった人はギリシャ語の名前をつけたがるのです。これも偏見ですけどね。
日本では英語ができると賢いと思われます。同じように、西洋ではラテン語が読めるとステータスになります。ラテンはイタリアの一地方でしたが、きっと賢い人が多かったんでしょう。ローマ帝国の公用語になりました。
僕も賢いと思われたいのでラテン語を習いました。ウソです。宴会の席で自慢話の種にしようといくつか覚えただけです。ただのネタです。コギトエルゴスム(我思うゆえに我あり)とか、メメントモリ(死を忘るるな)とか。
どこかで聞いたことありそうなラテン語を並べます。そうすると、見栄っ張りの友人たちは「ああ、そうそう」と知ったかぶりでうなづきます。そこから話が掘り下げられるわけではありません。つまらない持ちネタです。
「アルファ株からミュー株まできたんだけど、ニューとクサイは飛ばしてオミクロンだって。クサイは発音記号が習近平さんと一緒だから、WHOが忖度したらしいよ。でも中国人は四声で区別するから全然違うけどね」知ったかぶり芸と呼んでいます。