一番楽しい日がたくさんある | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 親子バスケットは、ミニバスケットボールの一大イベントです。例年は午前中に親御さんと子供たち、そしてコーチとの対戦が組まれ、昼からはバーベキューを楽しみます。子供たちは大喜び。親御さんたちもアルコールが入って盛り上がります。

 

 しかし、今年はコロナ対策で会食は自粛です。もちろん、バーベキューは抜きです。大人も子供も、楽しさは半減といったところでしょうか。もっとも、僕は外食を控えているし、アルコールも嗜みません。楽しさの度合いは何ら変わりません。

 

 それに、プレーヤーとして弾けることができるのは、この日しかありません。親子バスケットが一年で一番楽しい日です。今回も、子供たちの「大人げない」という非難にも耳を貸しません。シュートを決めるだけでなく、ファールもします。

 

 もっとも、年々体力が衰えています。しかも、今年はコロナ太りが解消できません。すぐに、息が切れてゼーゼー言い出します始末。「地球上では3分しか持たないんだ」と、とぼけます。一年で一番楽しい日が3分で終わるのは、あまりに寂しい限りです。

 

 ただ、車椅子ツインバスケットでも、プレーヤーとして楽しむ日があります。交流会と称して、チームバラバラで車椅子ツインバスケットゲームをする日です。東海地方の選手が大勢集まります。僕も審判ではなく、プレーヤーとして誘ってもらえるので喜んで参加します。

 

 いわば、最も楽しい日の一つです。こんな言い回しは、日本語としては変な表現です。英語を直訳してしまったようです。中学の頃、アメリカ人には一番がたくさんあるんだ。だから、あんなに陽気なんだと思いました。真似をすることにしました。

 

 体育祭やスポーツデーがあるたびに、今日が一番楽しいと言いふらします。文化祭でフォークダンスを踊っている時も一番楽しいとつぶやきます。大学に入ると、飲みに行くたびに「こんな楽しいのは生まれて初めてだ」とうそぶきます。

 

 百歳で亡くなった母は、80歳の時も90歳の時も、百歳の時でさえ「今が一番幸せ」と言い続けました。僕の口癖は、アメリカ人の真似ではなくて血筋だったようです。次の一番楽しい日は、孫娘が遊びにくる春休みです。