「イヤだ」と「はい」 | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 孫娘は自分にできることが増えると、素直に喜んで手伝いをしたがります。大根をおろしてと頼むと、皮をむくところからやりたがります。餃子はマイ包丁を取り出してニラを刻みます。

 

 それが近頃は、何を頼んでもイヤだというようになりました。「お風呂のお湯を入れて」といっても「イヤだ」というし、「大根をおろして」といっても「イヤだ」と知らんぷり。典型的な反抗期です。

 

 そうかと思うと、家族みんなにヨーグルトをさらに小分けして配ります。りんごの皮を向いて「はいどうぞ」と差し出してくれます。いわゆるツンデレというやつです。

 

 こんな時はこちらは大人の顔をして、鷹揚に構えた方がいいかもしれません。しかし、一人っ子の孫娘にとって、僕の役割は年の離れた兄弟です。8歳の気持ちになって正面から戦わなければいけません。

 

 孫娘が「イヤだ」を連発すれば、僕も負けじと「それなら、おじいちゃんもいうこと聞かないからね」と釘を刺します。「公園にいこ」と誘われても本当に「イヤだ」と断ります。孫娘は泣き出します。

 

 先日、気に入ったリュックサックを見つけたようで、買って欲しいとねだります。すかさず、「イヤだ」と答えます。そうすると、「それなら、ハイと言ったら買ってくれる?」と駆け引きをしてきました。

 

 そこで、交渉に応じることにします。何か頼んで「はい」と答えたら○を一個、「イヤだ」といえば×を一個。×がつくと○が一個減ります。○が10個たまったら、お目当のリュックサックを買うことにしました。

 

 さらに、細かなルール修正で揉めます。「はい」と答えても、やらなかったら○を消す。できない頼み事はダメ。結果は数日かかって○を10個貯めました。その後も「はい」が増えたような気がします。