暴力で叱るということ | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 高校のバスケットの先生が暴力教師でした。失敗するとひっぱたかれました。手だけではありません。竹の棒で腿裏を叩きます。アザが何本もできます。スリッパの裏で叩きます。ほっぺたに埃がつきます。

 

 先生が暴力を振るう時は大声を張り上げて、明らかに腹を立てています。もちろん、誰も逆らいません。学校で問題にもなりません。優秀な指導者として認められていました。

 

 大学では空手道部に入りました。指導方法は大昔のやり方です。お尻やお腹の鍛え方は、足で蹴ったり、拳で突いたりします。技ができなければ、体で覚えさせるというやり方です。

 

 暴力で指導することが、ごく自然な環境でした。嫌なら辞めればいいということです。疑問に思うことも多くありましたが、効果が抜群であることも知りました。

 

 お互いに納得していれば良いという意見もあります。稽古中に部員が脇見をしていました。僕は近寄って無言で頬を平手で一発叩きます。本人はしまったという顔をします。その後はお互い何事もなかったように稽古をします。

 

 その部員とは今でもお付き合いがあります。納得していれば許される例です。これは大人同士で対等な立場でなければいけません。立場が違う相手には許されないのです。

 

 ただし、その理屈は今の時代に当てはまらないでしょう。「言葉で伝えられない人が、暴力で伝えようとする」この考えが一般的です。そういえば、あおり運転も同じ理屈かもしれません。

 

 関取が付き人に暴力で指導することも、コーチが選手に暴力を振るうこともあってはならないことです。もちろん、あおり運転も、どんな理由があろうと厳禁です。