ギリシャが崖っぷちに立っています。
今日はこの話題です。
ギリシャへの金融支援は、2月末にその期限が一旦切れます。
よって、今のうちに現行支援の延長を申し出るべきところですが、反緊縮派の首相率いるギリシャはそうはしません。
なぜなら、現行支援を延長するということは、引き換えに緊縮を続けることになるからです。
そこでギリシャとしては、6ヶ月の「つなぎ融資」を申し出ています。
そこでギリシャとしては、6ヶ月の「つなぎ融資」を申し出ています。
この6ヶ月の間に、緊縮策を緩めた新たな支援の枠組みを決めたいと考えているからです。
16日、ユーロ圏財務相会合が開かれ、それについて話し合いましたが、議論は平行線のまま、物別れに終わりました。
さて。
ギリシャはどう出るのでしょうか。
EU側は「20日までに」、現行支援の延長を申請するよう通告しました。
あとは、ギリシャの出方次第です。
ギリシャ国内では15日、反緊縮を求める大規模なデモが起きました。
また、現在の政党支持率は上昇中です。
強気なギリシャに、人々が共感している証です。
そもそも、ギリシャがこうなったのは、赤字を隠していたからでした。
それを支援してもらっているからこそ、引き換えの緊縮策が実行されてきたわけです。
それが気に入らないなら、ユーロ圏から出て行くしかない。
市場では再び、そんなユーロ離脱論が出始めています。
ギリシャ国債の利回りは高止まりしています(債権価格は下落)。
ギリシャは一体、どこへ向かうのでしょうか。