ここアメリカではお客様はただの人間? | バーテンダーoluoluのハワイ崖っぷち生活

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バーテンダー歴3年。少しはさまになってきたかも?

最近の趣味はピアノです。
まだまだ人に聞かせられるレベルではありませんが
暇さえあれば練習してます

ハワイ生活の面白話、失敗談など、
くすっと笑えるブログを目指しています

人間て、自分の立場で物事を考えがちです。



ってことで、


お客さんの立場でサービス業界ってものを考えてみた場合、


日本は天国だす。



「お客様は神様です」の意識の日本では


どこもかしこもサービスが行き届いており、


とって~~~も気持ちよく過ごせます。



この精神をアメリカで期待すると、


「なっとらん!!! サービス業をなめとんのか!!!」


ってことになります。



んがっ、


逆にサービス業界で働く人間の立場でものを考えたとき、


アメリカで働くことに慣れておる人は


日本で働くのは地獄だと思います。( ̄_ ̄ i)



「キ~~~~ィィィ!!!! 


やってられっか!!!!」


とキレるのがオチです。



そもそもお辞儀の習慣のないアメリカ。


日本のデパートでは毎朝社員全員がお辞儀の練習をする


って話にびびっておりました。



そもそもショーウィンドウに寄りかかり、


ガムを噛みながら、


「ハ~~イ!! その服素敵ね。 どこで買ったの??」


などと言う人種ですよ??



最近、職場B(イタリアン)で、


「私、あの日本人のテーブル無理!!!


オルオル代わって!!」


とアメリカ人サーバーが言い出す


っていう事態が続発。



何でかな~~~?? 普通じゃん。


と思っておりました、おとといまでは。



んがっ、


おとといオルオルちょっとしたトラブルに巻き込まれました。



日本人の年配の夫婦と若い女性の3人組がやってきたです。


この方たちの注文取ったの私だす。



で、この方たち料理が運ばれてから


「サラダが来てないんだけど!!!」って言い出しました。



んがっ、私サラダの注文を受けとらんのです。


がっ、「いや、絶対頼んだ!!!」と言い張る男性。



ってかね、


「サラダ食べる? どうする?」って自分たちで相談してたのは知ってます。


でも私に向かっては言ってないので、


注文したとみなしてなかったです。



で、私受けた注文を繰り返しました。


「ご注文は○○と××、△△ですね?」って。


そのときはそうだとうなずいてました。



でもさ~~ ちょっとこの人たち危なかったんだよね。



ってのはですよ? パスタ1つしか注文しなかったので、


足りるのかな~~~ と心配になり、


「パスタは一つでいいですか?」って念を押したですよ。



アメリカンサイズで馬鹿でかいに違いないから、


3人で一つで十分


って思い込まれると困るので。



「え?? パスタは二つだろ!!


ボロネーズも注文しただろ?」とおじさん。



ってかさ、


「ボロネーズにする? どうする?」って自分たちで相談しただけで、


私に言ってないじゃん。


それは注文とはみなさないよ。


確認してよかったよ。


とそのときは思ったです。



んがっ、サラダも注文したとは思わず、そこが抜けてました。



ってことで、「サラダ来てない!!!」と怒る親父。



「申し訳ありませんでした。


ですが、ご注文を繰り返したときにはおっしゃってなかったので」


と言うと、


とりあえずそのときは「じゃあいいよ」と黙った親父。



んがっ、次に


ピザが遅い!!!とキレた親父。



で、ここなんですが


実はこれは全く私のミスでした。(@Д@;


ピザのオーダーを通しておらんかったです。



つまり注文の品を一つ一つコンピューターに打ち込んでいくわけですが、


一品抜けておったわけです。



言い訳をさせてもらうと、


一品打ち忘れるなんてことはめったにしたことがないです。


もう一つのレストランと合わせても、過去に一度か2度ある程度。



で、よりにもよって、


なしてこんなうるさい、面倒くさいテーブルのオーダーを


ミスったかってことです。(((゜д゜;)))



んがっ、やってしまったものは仕方ないので、


全力で謝りました。



ところがこの親父の怒り方が尋常じゃありましぇん。


「てめえ、ふざけんじゃねえよ!!!!」


と店中に響くような声で怒鳴りまくり。


「このやろう。 ただで済むと思うなよ。


どう始末つける気だ。」


から始まり、


「お前は日本人だろ。


日本人ならわかるだろ、こんなミスありえねえだろ。


金は一切払わないからな。」


と凄み、


さらに


「俺は金なら持ってんだ。


金が惜しくて言ってんじゃねえんだよ。


サービスがよければチップはいくらでも払う男なんだ。


いいレストランでは


キッチンのスタッフ全員に一人10ドルとか渡す男だ。


それは女房も知ってるんだ。


なあ?」


と奥さんに同意を求める親父。


奥さんも「そうよ。この人はそういう人よ」と相槌を打ってます。



「マネージャー呼んで来い!!!」と怒鳴りまくる親父。



んがっ、マネージャーはあまり店にはやってこんのです。



さらにアシスタントマネージャーはキッチンにおって、忙しい上、


日本語が全く話せましぇん。



アシスタントマネージャーを無理やり引っ張ってきても


事態がよい方向に向かうとも思えなかったので、



「ご連絡先をお伺い出来れば、後日マネージャーから電話させますが」


と言ってみましたが、


「何で俺様がてめえに


連絡先教えなきゃいけねえんだよ????


え????」


とますますいきり立つ親父。



仕方ないので、


「このたびはまことに申し訳ありませんでした。


大変恐れ入りますが、


もう一度チャンスをいただければ


次回きちんとサービスをさせていただきますので、


これに懲りずもう一度お越し願えないでしょうか。」


と言ってみました。


「よし、わかった。 本当だな。


じゃああんたのこと信じて、また明日来るよ。」



はぁぁぁぁぁぁ~~~ よかったよ~~~


とりあえずこの場は収まりそうだよ。


と思ったのもつかの間。


「言っとくけど、今日の分は払わないからな。


当たり前だよ? 


お前が取り返しのつかないことしたんだからな。


明日サービスがよければ、


今日の分と明日の分両方払ってやるよ。」


と言い出した親父。



ここで 


「いや、今日の分は今日の分。 きっちり食ったものは払っていってください」


なんて言った日には


また怒鳴り始めるのは目に見えておるです。



他のお客さんもいるし、


この人だけのために店中が振り回されるわけにも行かず、


「わかりました」って言って、


とりあえず帰しました。



翌日来たか? 


いえ、来ましぇん。( ̄_ ̄ i)



ワインボトル1本飲みきり、さらにパスタ2品と、


前菜1品。 ビール2杯。


この分はただ食いです。



仕方ない。 100ドルで、騒ぎを止めたと思うしかない。


100ドル惜しさに「払え」とせまり、大喧嘩するよりは、


静かにお帰りいただいたんだから、


よしとしよう。


と自分の中で結論出しましたが、


(ってか店には100ドルの損害を与えたので、


それはもちろん申し訳ないと思うし、


マネージャーにも事情は話して、納得してもらいました)



この話をBちゃんにしたら、


「そんなのすぐに警察呼ぶべきだったのに」



まぢ??? 客だよ????(((゜д゜;)))



んがっ、マネージャーも


「よくやってくれたと思うけど、


次何かあったら、すぐにその場で連絡して。


警察呼ぶから。



まぢ?????


客だよ???



ってことで、


ここアメリカではお客様は神様ではありましぇん。




例えどんなひどい目にあっても、


お金は払いましょう。


さもないと、連行されます。



ってか、お前こそミスしないように気をつけろよって話ですが。



でわでわ。