さてさて、前回続きです。
初めての方はこちらからどーじょ ↓
とまあこのように、 ここアメリカではサーバーの仕事が日本ほど簡単じゃない
ってことなんですが、
ここでちょっと、お客さんの立場に立って考えてみることにしましょう。
自分がレストランに行ったとき、
一体どんなサービスを心地よいと思うか。
やはしこれは、必要なときに必要なものがとっとと出てくる
これに限るんじゃないかと思われます。
ここアメリカでは受け持ちのウェートレスが決まっています。
例えばあなたのテーブルのサーバーが、キャシーだったとしましょう。
となると最後まであなたの受け持ちはキャシーです。
これ、非常に面倒で不便だ と感じられたことはありませんか?
私はよくあります。( ̄_ ̄ i)
食べ物追加で頼みたい
タバスコ持ってきて
飲み物のお代わりちょうだい
伝票持ってきて
など、
用事があるたびに、キャシーを探さねばならんわけです。
うっかりして、キャシーの顔を忘れることもあります。
「あれ? あの人だったかな? いや違う、あっちにいるパツキンだ。
んんん、待てよ。あっちのポニーテールだったか??」
と頭が混乱し、
誰を呼び止めたらいいのか、さっぱりわからなくなることも・・・(@Д@;
特に帰るときにイラつくことが多いです。
というのは、日本だったらレジが出入り口のところにあり、
そこでお金を払えばいいので、
とっとと帰ることができます。
がっ、ここアメリカでは
自分の担当のウェートレスを探し出し、
「チェックして」と頼み、
さらに伝票が来ても、
今度は支払いでまた呼ばねばなりましぇん。
(現金で払う場合は、伝票と一緒にお金を置いて店を出られますが。。。)
混んでいる店だと 延々とほっとかれ、
帰りたいのに全く帰れないという、非常にいらいらする事態に陥ります。
では、空いている店はどうでしょうか。
これもこれで鬱陶しかったりします。( ̄_ ̄ i)
昔ロサンゼルスで、中華レストランに行ったときのことなんですが、
大きな店だったのに、客が私たちだけしかいなかったんです。
客の数よりウェーターの数の方が多いという、鬱陶しい状態でした。
なにしろ、全員でじぃ~~~~と私たちに注目しておるのです。( ̄_ ̄ i)
コーラは二口飲むたびに、「リフィルお持ちします」と、グラスを奪われるので、
ずっと満タン状態。
2分おきに誰かがやってきて、 お茶を持ってきたり、
料理の感想を聞かれたり。
挙句の果てには風船でプードルまで作ってくれました。
(大人だけだったのに)
まさに 熱烈大歓迎 状態です。
非常に疲れました。
こう考えると よいサーバーというのは、
客が何かを必要としているときだけ、
待たせずにさっと必要なものだけを持って行く
これに限ります。
がこれがやってみると結構難しいことがわかります。
客が一組二組しかいないときは、
他にやることがないので、じぃ~~~~と注視してしまいがちです。
がっ、忙しくなってくると、もちろんがん見していられないので
ついついほっときがちに・・・( ̄_ ̄ i)
このバランスは自分では調節できませんから(店の混み具合に左右される)
なかなか難しいものがあります。
まだまだ続く