80才(推定)のサーファーからサーフィンを習う | バーテンダーoluoluのハワイ崖っぷち生活

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バーテンダー歴3年。少しはさまになってきたかも?

最近の趣味はピアノです。
まだまだ人に聞かせられるレベルではありませんが
暇さえあれば練習してます

ハワイ生活の面白話、失敗談など、
くすっと笑えるブログを目指しています

2009年8月に、ハワイに3ヶ月の観光ビザでやってきて、


就活はあきらめ、

やることがなくなり、


あちこち色々なところに顔を出し、

色々なことをやっていたころの話です。


せっかくハワイに来たんだから、

サーフィンでもやっちゃおっかな♪ といい年をして調子に乗った私。


でもって、

ワイキキのサーフショップの張り紙を見て、サーフィンのレッスンの申し込みをしました。


40過ぎてサーフィン?

あり得んでしょ。


と言わんでくだしゃい。



私も、無謀な計画かとは思ったのですが、

「あのう。。いい年してますが、大丈夫ですか? 」


と聞いたところ、


「全然大丈夫ですよ。」


と言われ、その気になってしまったです。。



それでですねっ


サーフィンデビューはどんなだったかといいますと。


これが非常に楽しかったのです。(=⌒▽⌒=)


さすがに高いレッスン料を払っているだけのことはあり、

ウェンツ君のように可愛いパツキン青い目の男の子が

手取り足取り教えてくれるわけです。


ウェンツ君 (推定23才)が、

そりゃあもう褒めちぎってくれるわけですよ。


oluolu すごいよっ。

よくできてるねっ。

とっても上手だよ。

もう少しがんばろうねっ。


私、がんばる。。ウェンツ君のために。  (おおばかです)

ってなもんですよ。


でも所詮年には勝てず、

鼻水を垂れ流しながら、

ひーひー言って、パドリングする 私。。


そんなおばさんを優しく励ましてくれるウェンツ君。


で、まあ超初心者向けのボードだし、

ワイキキビーチの超しょぼい波だし、

まあどんな運動音痴でも立てるんですけどね?


これが結構気持ちよいわけです。


「私イケてる? 」

とまたはげしく勘違いしたりなんかして。


で、ウェンツ君が 「とってもいいよ。オルオル。 こっち向いて。」

などと言い、写真をとりまくっているわけですよ。


こんな可愛いパツキンのウェンツ君に、

「じゃあ今度はこっち向いてみようか。」

「可愛いよぉ。 もう少し笑って。 あ~~ 可愛いっ」


なんていわれるものですからね、

なんか大きな勘違いをしてしまいそうになったわけですが。。


レッスン終わってから、

可愛い笑顔で、とてつもなく高い値段の写真を売りつけるウェンツ君。



現実は厳しいです。。。(T▽T;)


まあ、同じ金額取られるなら、

鬼瓦のようなおじさんサーファーに

「バカっ。 お前は何をやっとるんだぁ!!」

怒鳴られながら、しごかれるよりは何倍もマシってものです。


というわけで、初めてのサーフィンは

大満足(写真は高かったけどね。←しつこい) で終わりました。



で後日、たまたまハワイで知り合った、日本人の女の子のAちゃんが、

サーフィンをやりたいと言うので、

二人で、そのショップのレッスンを申し込んだのですが、

当日「(イントラの)具合が悪いから」と言われて、レッスンキャンセルになりました。


朝っぱらからやる気満々で、ショップまで来たAちゃんと私は、

なんとなく気持ちが収まらず、

「とりあえずワイキキビーチに行ってみようか」

ということになったのだった。


ワイキキビーチに着くと、

「サーフィンレッスン 20ドル」の看板が。


安いっ !!

サーフィンショップのレッスンとは比べ物にならんくらい安い。


さっそく申し込んだAちゃんと私。


ラッシュガード持ってくるの忘れたので、借りれますか?」 と聞くと、


カウンターのローカルのお兄さんが、

「ああ、うちはラッシュガードのレンタルはやってないんだよ。

でもあそこにのが干してあるから、

あれただで貸してやるよ。」

というので、


「じゃあ借ります。どうも。」


と言って、見てみると


でかいっ。


そりゃあそうだよね。

こんな太った 大柄な 人のじゃね。

おまけにぼろぼろで、あちこち破けてるし。。


でも背に腹は変えられん。

このズタボロで、微妙にくさい ラッシュガードでも

万が一ビキニのひもがほどけて、お粗末なものを人前にさらすよりはずっとましだ。


ということで、ラッシュガードも借り、

準備万端


「用意できた?

じゃああそこにいる奴が、イントラだから。

彼のところに行って。」


えっ?

誰もいませんけど?

とっても小ちゃなおじいちゃん以外は。



えええっ。もしかしてこのじいちゃんですか? ((((((ノ゚⊿゚)ノ



そのまさかだったのだっ。


真っ黒に日焼けしたローカルのじいちゃんがそこに待っていたのだった。

おじいちゃん、推定80歳

身長推定155センチ

元漁師(推定)



「腹ばいになって、こぐっ。

波が来たら立つっ。」


以上。


えっ? えっと今ので説明終わり? ( ̄_ ̄ i)


私は二回目だからまだいいが、

Aちゃんは生まれて初めてなんだが。。。


(まあ案の定彼女は一度も立てませんでしたが)


2秒で終わったインストラクションのあと、

いよいよパドリングをして、沖に出て行く私たち。


「よし。パドリング終わり。」

えっ、もう終わり?


岸からあまし来てないと思うが。。


がっ、じいちゃんはここで待てと言う。


私たちはまだ自分で波にのることができない。


なもので、じいちゃんが、波が来たときにボードを押してくれるわけです。


「こいで、こいで、こいで。」← ここ日本語。


「立つ~~~~~~っ」 ←ここも日本語。



そうです。

じいちゃんは、

ある一定の場所に立ち、

私たちのボードを押し、

「こいで」 と「立つ」 と日本語で、私たちに指示を出す。


というだけだったのだ。


またパドリングをしてじいちゃんのところに戻り

また波が来ると押してもらい、

「こいで、こいで、こいで。」

「立つ~~~っ。」


この繰り返しをしたのみ。


ちなみにAちゃんは一度も立てず、

ボードの上で正座してました。ずっと。


そんなことにはお構いなしのじいちゃん。


この同じ作業を4、5回繰り返し、

「んじゃあ、今日は終わり。」

とじいちゃん。


えっ? もう終わり?(ノ゚ο゚)ノ


確か看板には二時間と書いてあったような。。。


ま、疲れてきたからいいけど。。

たぶんじいちゃんも疲れたのだ。



やはし、ウェンツ君とは違うのだった。

仕方ないか。20ドルだし。。


こんな感じで私の二度目のサーフィンレッスンは終わったのだった。


その後も数回サーフィンをしに行ったが、

一回サーフィンすると、あまりにも疲れて、その後何もできないのだ。


ロコサーファーガールにあこがれたが、

やはし年には勝てないのだった。


そんなわけで、いつの間にかサーフィン熱も冷め、

今年は一度も行ってません。。。



ペタしてね






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