マクロビオティックでは「一物全体」を大切にします。
食材もありのままが最も調和がとれているので
人間の都合でなるべく過不足せずに
食材そのままをいただくようにこころがけます。
お野菜の皮やキャベツの芯
ネギの根っこなども大切に。
それでもおもてなし料理などは
見た目の美しさも大切にするために
そのお料理には使えない部分も出てきたりします。
先日のお節クラスもそうでした。
いつもならそのまま使う部分が
形をそろえたりするために使われないとか
飾り切りで削った部分などが出てきます。
いつもなら食べている部分がこんなにたくさん。
捨てるなんてもったいない。
うまみも栄養もいっぱいの場所ばかり。
意外とたくさんあったので
急きょアシスタントさんにお願いして
レッスンのあいだにポタージュにしていただきました。
それはそれは丁寧に土をかんでる部分を丁寧にこそげとり
ネギや玉ねぎの根っこまで美しく洗って使ってくださいました。
ここでそのお姿をお見せしたいくらい
それはそれは美しいお仕事でした。
そうやって手間暇かけて
愛情いっぱいにできあがったポタージュです。