ふつう「お茶」といえば「緑茶」をさしますが
マクロビオティックでは「お茶」というと「三年番茶」が出てきます。
それはまず最初に習う日常の飲み物のお話で
「緑茶は陰性が強く、からだを冷やす力が強い」
と書かれているからです。
カフェインも多いですしね。
ただし、それは緑茶の個性であって、
良い悪いという表現ではありません。
(マクロビオティックには良い悪いというとらえ方はありませんからね)
たとえば冷え症の女の子がからだにいいと思って毎日飲んでいたら
場合によってはさらに冷えが強くなることもあるでしょうし、
一方で身体に熱を持った人ならクールダウンさせてくれることもあるでしょう。
そのものの個性(効力)がプラスに働くこともあればその逆もある。
それはすべてのものに言えることです。
大切なのはそれがその人のその時の状態にどう働きかけるかをみること。
本来はそれは本能として感覚でわかるはずなのですが
眠ってしまった本能が動きだすまでの(ための?)
バランスをみる方法がマクロビオティックの理論というわけです。
で、お茶の話に戻すと・・・
我が家も日常的に飲んでいるのは基本的には三年番茶。
でも、3月の終わりくらいのある日突然
「緑茶が飲みた~い!」という日が出てきます。
それはもう身体の中からの叫び声的に(笑)。
私はその日を迎えると「あぁ、春だなぁ」と毎年思う。
五行で春をつかさどるのは木のエネルギー。
飲み物で言うと緑茶がそこに属する。
春もっとも解毒をしようと働く肝臓のための食箋(レメディ)のひとつ。
「肝臓にいいなら緑茶飲めばいいのね!」
と、思った方はせっかくだから少しお勉強してみてね。
そう単純にいかないところがマクロビオティックの難しさであり面白さ。
マクロビオティックのというより、からだのかな。
同じ肝臓の不調でも陰陽の違い・状態の違いで
とるべき食材や食箋は様々にわかれるから。
難しいなぁなんて言わないでくださいね。
最低限の理論があればあとは経験の積み重ねで
必要なときに「なんかほしいなぁ」と感じるからだに変わりますから。
すごーく簡単に言ってしまえば陽性な肝臓さん、
イライラ怒りっぽい人、頑固な人、
お魚をよく食べる人、
眉間に縦じわがくっきりある人というところかしら。
該当する方は緑茶を飲んでおいしければ
春に少し楽しんでみてもいいと思います。
該当してもおいしく感じない方は無理に召し上がらないでくださいね、
なんらかのバランスで必要ないタイミングのサインかも。
cuoca高松店さんの来月のクラスでは
そんな春のお話も少しお伝えしたいと思います♪
残席わずかのようですが、よろしければいらしてくださいね。
ちなみに・・・
いずれにしてもお茶だけはオーガニックをおすすめします!
もともとが農薬の使用量が多い農産物であること、
そしてお野菜のように洗わずいただくから。
しかも最近はアミノ酸入りの茶葉も多いので。
せっかくならおいしい良質のお茶を♪