皆さまからあたたかなメールをいただきましたこと
こころからお礼申し上げます。
関東で生まれ育ったのである程度の揺れは日常的に体験してますし、
3.11のアスファルトがぐにゃぐにゃ波打つ尋常でない揺れ方に比べたら
今回の地震の揺れそのものは大きくは感じなかったのですが
「地震=原発」という心配が瞬時に生まれます。
日本全国どこにいても200キロ程度の場所に必ず原発はある現状。
それにしても、見事に中央構造線の真上に作るものです・泣。
それくらい日本が活断層だらけというのでもあるけれど
(その恩恵もまたおおきいのだけれど)
伊方にしても、浜岡にしても、わざとかと思うくらいの場所にある。
ほんとうに・・・。
地震そのものは地球の自然な現象なので
(人工地震もあるとかないとか・・・)
大きかったり小さかったりしながらいつの時代も起きてきた。
地球のバランスとり、いわば自然治癒力的なもの。
たまったエネルギーの解放が小出しにされてくれたらと
人間都合のお願い事をついついしてしまいます。
地震だけではすまない世界になってしまったから。
あとは今回の地震が前震でないといいなぁと思いながら
今一度いざというときの様々な確認を家族会議。
持ちだすもののパッキングのしなおしもしました。
財産というようなものも別にないので
私的なサバイバルのためのものというところ。
思いかえせば3.11以来、常にいろんな想定をして暮らしてきました。
家にいるときどうするか、
家族がバラバラの時どうするか、
その日出かけた先々でどうするか。
常に避難経路を意識しながらの外出。
外出先で起きれば二度と家にはもどれないかもしれないと
ある種の覚悟をして出かける癖がいつの間にかつきました。
3.11の地震直後、
原発から20~40キロあたりの場所で暮らしていた知人たちは
情報を待たずしてすぐに最低限の荷物を積み
地震のその日にすでに西へ移動をはじめていました。
大きな地震があったら瞬時に原発から離れないといけないと
震災前から決断をし、勉強をし、対策をしていたから
そうして瞬時に行動ができたのでしょう。
二度と帰れないことも大切な人や物との離別も覚悟して・・・。
それでも動けたのは情報・物質的・精神的な準備がしてあったから。
もちろん完全な準備なんてないけれど
できうる限りの準備と方向性を持っておくことは
大きな助けになるのではと感じています。
3.11の前に我が家では
「ん?なんかおかしいかも。」ということがいくつかあって
数日前に念のためと言って非常持ち出し袋を作ったり、
枕元にヘッドライトと靴を置いたりしていたのでした。
まさかあんなことになるなんて想像もしていなかったけれど。
そう思うと今の方がずっといろんなパターンの地震が想像できてしまう。
関東にしても、四国にしても・・・。
考え込むとお腹がいたくなってしまいそうなのだけれど
想像できることは突然よりもありがたいと感謝しよう。
きっと一番大切なのはこころの準備。
そのための物質的なものなどの準備。
ひととおりできることを整えたら
あとは恐怖に支配されるのではなく
いただいたいのちを輝かせたらいい。
自分のために、地球のために、できることをしたらいい。
そろそろ満月がくる。
今一度確認。
そして感謝。