あれから2年。
大きな地震に加え、原発事故があり、
様々な形でいろいろな人々の人生が変わった日。
一見するともう終わってしまったかのようにさえ思えてしまう世間だけれど、
地震の傷跡もまだたくさん残っているし、復興には程遠い地がたくさんある。
帰りたいのに故郷へ帰れないでいる方もたくさんおられる。
原発なんてこれっぽっちも解決していない。
いまだ毎日数億ベクレルというおそろしいレベルの放射能が漏れたまま。
私が暮らしていた横浜でさえあっというまに携帯等通信手段が使えなくなり、
停電が続いたため一切の情報収集ができず、
交通マヒ(信号が使えないのをはじめてみた)がおきて・・・・
停電とライフラインが完全に断たれる状況を体験した。
人生の中で水も食料も手に入らないなんて想像もしなかった。
自分の力で生きているなんて妄想だった。
すべてはお金で買っているだけの暮らし。
自分ではなく誰かが用意してくれていたものだった。
地球が与えてくれていただけだった。
そして何より地球が元気でこそのわたしたちのいのち。
あまりに自分勝手な人間の営みはもう終わりにしよう。
何が好いか悪いか、何が正しいか間違いか、それはとても難しい。
それにきっと答えはたくさんあっていいのだと思う。
それぞれの人が自分だけでなく他者や、世界全体や、他のいのちや、地球や宇宙を想えたら、
そして、目先だけでなく未来や七代先のこどもたち(ネイティブアメリカンの人たちの考え方)を想えたら、
きっとまたいろいろな可能性がみえてくるのだと思う。
お食事と同じで、まずはできるところから。
ひとりひとりが意識をむけてみたらそれはとても大きな力になるはず。
今年は五黄土星。
いろんな意味で本質にかえる年。
人間が自ら気付くのか、気付かされるのか。
できれば前者を望みたい。
もう一度あの日を思い出そう。
そして学びにかえよう。