まだまだ朝晩は冷えるこの山も春へと景色が動き始めているのがわかります。
友人の家ではふきのとうが顔を出し始めたとか。
山の春は目だけでなく、おなかも存分に楽しめそうです。
つくし、せり、よもぎ、たけのこ、こごみ、わらび、ぜんまい、うど、たらのめ・・・
はてさてどんな山菜に会えるか楽しみです。
ご存知の通り春にとれる山菜は春の排泄をうながす大切な恵み。
冬のあたたかなからだから春のリラックスした軽やかなからだへの移行をたすけてくれます。
冬にためこみすぎたものの排泄を促します。
とりすぎた動物性も溶かして排泄を促します。
でも、それだけ強いということでもあるのでたくさんとればよいものでもありません。
陰陽でいえばとても陰性の強いものでもあるわけですからね。
陽性な人、動物性食品を多くとる方はたくさん欲するでしょうし、
マクロビオティックをはじめて動物性が減った方は少量でよいでしょうし、
すご~く陰性な方は必要ない方もおられるかもしれません。
(というより陰性でお好きでないかと)
おからだの声を聞きながらおいしいぶんだけ楽しまれてくださいね。
わたしはというと・・・
マクロビオティックをして数年はそれまで同様おいしくておいしくてたくさん食べていましたが、
途中からだんだん欲する量が減り、いつしか本当に少しでよくなって・・・。
過去の記憶でぱくぱく食べ過ぎて具合を悪くしたこともありました(笑)
山菜に限らずいろなものがそうやって年々変化して、
自分の適量が感覚で自然にわかるようになるのがマクロビオティックの醍醐味。
本当は理論なんていらなくてからだが全部知っているんだなぁとやればやるほど思います。
ただその感覚が眠っているから呼び覚ますための理論。
ということで、どうぞ食べ過ぎに注意して必要なだけ楽しまれてくださいね。
基本的には少量を楽しむ感じでしょうか。
あと、大切なのは陰性が強いのは事実ですのでなるべく昔ながらの食べ方をしてくださいね。
伝統的な食べ方は陰性なアクの中和を上手にしていますので。
そして、お住まいの地域で山菜がとれはじめてからお召し上がりを。
どうしても店頭には南の山菜が早々並び過ぎるので・・・。
身土不二が大切ですね。