高松の浅野地区といわれる集落の伝統的なお祭りがあるというので行って来ました。
その昔、香川は本当にお水に苦労をしていてへいろくさんという村人が新池という池をつくられました。ところが、城を水攻めするためにつくったと密告されて、彼は追放されてしまいました。村人がへいろくさんを想って始めたお祭りなのだそうです。
お囃子はなんと子供たち。
その後に小学生たちが手作りの衣装とひょうげ祭り独特のメイクで歌いながら行列。かわいいー。
ひょうげとは方言でこっけいな、おどけたという意味だそうです。
実は大人も子供も手作りの衣装におかしなメイクをしています。農作業ででた袋や紙で服をつくり、野菜の刀をさし、蓮の葉のかぶとをつけ、、、へいろくさんを追放した城主への皮肉や抗議の意味も含んでいたお祭りのようです。
村一番の長老が一番後ろで手作りの馬にのりしめくくります。
手作りのお神輿は池につくと祝詞をあげ、勢い良く池に投げ込まれ、お祭りは終了。
お祭り会場で地元の方が教えてくださった歴史。一度はなくなったお祭りだそうですが、まわりの地区も一緒になって復活させ、歴史が語り継がれ、子供も大人も、一見やんちゃにみえる子たちもまつりを作り上げていて、ゆたかだなぁとおもいました。
そしてみんなとにかくたのしそう。町中をねりあるくので、行列の最後には飲み物をつんだ軽トラがついていて、おじちゃんたちは仮装しながら片手に野菜の刀、片手にビール(笑)汗とビールでメイクは流れまくりでした。
ひょうげ祭りを検索したら写真いっぱいで説明のついたページをみつけたのでみてみてくださいね。
http://tyoda.eek.jp/hyoge/hyoge.html
いろいろ変化の時代だけれど、古きよきものも残してゆきたいなあ。