絶食の終わった母に最初にだされたごはん。
白米(普通炊き・・・おかゆではない)
焼き魚
煮物
あえ物
おすまし
キューイフルーツ
ぎゃぁ~!!
わたしも昔はよく入院していたから病院のご飯がおいしくないことは知っていましたが、
マクロビオティックでなくても絶食の後はおもゆとかおかゆではないのかしら・・・?
それであわてて玄米クリームを作ったわけですが。
その後栄養士さんが訪ねてきてくださり、今後の食事のことを話し合いました。
実は入院手続きの際に、
生きる上で大切にしていること、
大切にしたい信条や宗教、
入院中も守るべき事などを記入する欄があり、
やわらか~く食事を大切にしていることをダメもとで書いていたのでした。
まとめて作るわけだから個別対応は無理だと思っていましたので期待せずに・・・。
お話の場を作ってくださったので正直な希望をいいました。
動物性食品、白砂糖、添加物を可能な範囲でとりたくないこと、
穀物をしっかりとりたいこと。
様子がわからなかったのでそれ以外は自分で調整できるかと申し出ませんでした。
すると・・・動物性は卵や乳製品は大丈夫ですか?
調味料は塩、醤油、味噌くらいになりますがよろしいですか?
だしはどうしますか?
豆腐や高野豆腐はどうですか?
とご質問をくださったのでだし汁もなしで、お願いをしました。
そして、そのお話からはこちらの希望通りお食事を出してくださいました!
すごいことだと思います。
大きな総合病院の中ですからたくさんの方のお食事を一斉に作るのですから・・・。
アレルギー対応食、糖尿病食などおおまかな区分はあれど個別対応などふつうはないはず・・・
そのお心に感動してしまいました。
あえもの、煮物、浅漬けなどシンプルな御惣菜が毎日届きました。
だし汁なし、塩か醤油の味付け・・・きっと大変だったことでしょう。
どうにか味をまとめようとされたのかかなり濃い味のようでしたが添加物よりずっといい。
無添加の味噌がなかったのか毎日おすましだったので、
味噌を持ち込みお湯でといて飲んで対応しました。
ひとつ驚いたのはお水の塩素の量。
自宅の浄水器を通さない水よりはるかに塩素臭くびっくりでした。
配られるお湯も、お茶も、炊いたご飯も何もかも塩素臭い・・・
もったいないなぁと思うけれど、病院には病院の方針があるのでしょうね。
お湯やお茶は持ち込み、あとは自宅に帰ってからフォローです。
デザートは砂糖不使用は無理だったので果物を毎回つけてくれました。
でも、バナナ、キューイ・・・最後にマンゴーが出てびっくり~。
傷口がつきにくくなるので口にせず。
栄養士さんに話しておけばよかったと反省。
ご苦労され、悩まれ、工夫されお作りくださったのだろうなぁと思うと本当にありがたく思います。
病院のスタッフの皆様に感謝です。
考え方や方法は違うのだけれど、いのちを思う気持ちは一緒。
尊いお仕事ありがとうございます。
救急隊の皆様にもお世話になりました。
そして、数ある救急病院の中で今回の病院へ運んでくださったことに感謝。