知らないことにより被害の拡大があってはいけない、
事実をしることが改善策、対応策をみつける近道と思うがゆえに、
少しつらい現実を書くことが続いたので、
広島からの希望と可能性が生まれる記事を書きます。
生徒さんはご存知の方も多いですが、
私が生まれ育った横浜でkuu-kuuの活動を始めるまで、
数年間広島で恩師のマクロビオティックの教室の立ち上げをお手伝いさせていただいていました。
そのころはkuu-kuuのような小さな教室でしたが、
今ではKIJのプログラムも行う学校になりました。
そこ広島には平賀先生というマクロビオティックの先生がおられます。
私はお目にかかったことがないのですが、先生の被爆の体験談 は有名ですね。
小学生の時に原発の2キロくらいのところで被爆され、
やけどを負い、ケロイドになり、つらい体験をお持ちで、
十代のころ桜沢先生に会われたときにそのままでいたら寿命はあと3年と言われたとききました。
ところが、それからマクロビオティックの生活に切り替えられ、
ご結婚され、7人のお子様を生み育て、今も元気にしておられます。
そのお子様のおひとりがクラスに遊びに来てくださっていたのですが、
そのころはお母様である平賀先生のそのような体験談などまだ知らず、
単純に「マクロビオティックで育つとこんなにもすてきになるのね♪」と思っていたのんびりやの私。
でも本当に、元気で、明るくて、優しくて、素敵な娘さんだったものですから。
近距離で被爆され、汚染された土地に暮らし、汚染された水と食料を食べるしかなかった厳しい状況下で
そうして生き抜いてこられ、マクロビオティックを伝えていらっしゃるのは、大きなお役目だなぁと思います。
食事を整え、強い血液や細胞を作ることの大きな意味を身を持って教えてくださっています。
どうかみなさん、いのちがけでそれを伝えてくださっている方々のお知恵をうけとってください。
マクロビオティックが完全だとはいいません。
マクロビオティックがすべてだとはいいません。
でも、大きな力になると私は信じています。
少しでも多くの方がとりいれてくださいますように願っています。
くじけそうになったときには、
どうぞ広島のことを思いだしてください。
そして、平賀先生のことを思いだしてください。
そして、少し先にマクロビオティックを始めたわたしたちが
そして、日本が、
世界の希望になりましょう。