こんにちは

 

パンプスオーダー

靴工房OGU 田内敦子です。

 

師匠との出会い①

師匠との出会い②

師匠との出会い③

 

私の足を採寸して、

(鉛筆でぐるっとしただけやけど)

足の写真を撮影した師匠。

 

これで、頭の中に足のデータが入って

忘れないうちに木型※を作るそう。

 

※木型(きがた)、ラスト(last)とも言われる。

靴を作るための原型となるもの。

昔は木で作られていたのですが、

現在はプラスチックで作られているものが多いです。

ですが、昔の名残でプラスチックのものも

木型と呼んでいます。

 

そんなんで足に合う木型ができるの?ポーン

と内心びっくりな私。

目検討だけで、OKなの????

 

足に合わせて木型を作る場合

通常は何箇所も足をメジャーで採寸して

その数値を元に作っていきます。

私もそのようにしていたので、

頭の中は????です(笑)

 

この頃は師匠は

一人一人に合わせて木型を削っていた。

完成したら、保存はせず、

次の人が来たら、

またそれを加工する。

といという事をしていた。

 

師匠は木型の加工のスピードが

めちゃくちゃ早くて、

あっという間に削ってしまう。

 

木型の修正はプラスチックの木型にパテをつけ、

それをグラインダーで削っていきます。

このパテを乗せるだけでも結構難しいのです。

デロっとしているので、

ここに乗せたいというところに置いても

厚みが出なくて流れたりします。

 

途中工程だとこんな感じ。

 

師匠はパテをのせる量や位置などが

わかっているので、

ささっと無駄なくのせる事ができます。

 

それをグラインダーで

思った状態に削ります。

頭の中の完成の状態と

手の動きが完全一致しているので

迷いがない。

なのでめちゃくちゃ早い。

完成後もメジャーで測ったりしないしね。

完全に感覚のみ!

 

あのスピードがなければ

師匠のやり方でオーダーパンプスを作っていくのは

とても無理だなあと思いました。

 

つづく

その頃の師匠。

 

こんな事聞きたい、

知りたいなどあれば

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