4月に入り、
ハヤトくんは休学していた薬学部に復学しました。
去年、1年前期で取るべきクラスはほとんど取っていたので、
今回取らなきゃいけないクラスは1つだけ。
でも、学費は丸々かかり、130万円を入金しました
なんてことだ・・・
私たち夫婦は、何のために働いているのだろう・・・
これは、本当に必要な学費なの???
どうして、こんな計算になるんだ?
なぜ、大学は平気な顔をして親にこんなにも払わせるんだろう。
すごい罰ゲーム。
ま、「バカな息子を持ったから」「ルールだから」と言われたらそれまでだけど、
なぜ、1クラスだけに130万払うのかは
そもそも全く理解出来ない
ま、悔しがっても、愚痴っても仕方ない。
前を向くしかない
ハヤトくんは、日本国内を大きく移動。
単身赴任になった夫と二人暮らしをすることに。
わぁお・・・
ケンカしなけりゃいいけど・・・・・・・
と、思ったのは取り越し苦労でしたーーーー
意外とあっさり受け入れて、
父親に明るく話しかける場面もありました。
大好きなサッカーの話をしたり、野球の話をしたり。
そして、とても嬉しかったのは、
バイトを探し始めたことでした
うふふ(*´艸`*)
いくつもいくつも断られていましたよ~
俺、バイトでもダメ人間確定されてばかりだ・・・
と、バイトすら出来ない自分にガッカリしていました。
まぁね、22歳で働いた経験ナシ!なんて
即戦力にならないし、
イケメンでもないし、爽やかさもイマイチなパッとしない男子なんかは
よっぽど困ってない限りは雇わないわね
うふうふふ(*´艸`*)
さぁ、気が付くがよい!
きみが、どんなに小さな社会で生きてきていて、
どんなに優しく、守られてきていて、
どんなに自己肯定感を高められてきていたか・・・・・
ママちゃんは、何度もダメ出しをしてきたが、
周囲の優しさに甘えて
ママちゃんのダメ出しを信じてこられなかった。
特に、詰めの甘さについては、
何度も何度も指摘してきた。
やれば出来る子だと
自分自身で言い聞かせてきただろう。
もちろん、ここ数年の受験戦争での惨敗状況から、
自分の力の無さは気が付いてきたはず。
でも、ここまでまざまざと
社会からも必要とされない事実は、
ハヤトにとって、素晴らしい体験になっただろう
なんてステキな経験をさせてもらっているんだろう
さぁ、ハヤトくん。
泣き言を言ってごらん
さぁ、バイトなんてしない!って言ってごらん
ママちゃんが鉄拳を食らわせてやるわ
「社会をなめんなハヤトはいつも甘いんだよっ
」
さぁ!ママちゃんに言わせてごらんなさい
しかし!なんと!!!
今までと違い、諦めずに面接に行っていました。
これは、あとで理由が分かったのですが、
やっぱりハヤトは、自分が決めたことや自分が求めていることは
何が何でも手に入れたいタイプでした。
結局、数週間かかりましたが、
なんとかコンビニのバイトが決定しました。
あまり愛想がいい方ではないので、
さらによい勉強になってくれればありがたい
ハヤトは、社会に色々なことを学ばせていただけるチャンスを
22歳にして、やっと手に入れました・・・