ついこの前年が明けたような気がしますが、もう節分も過ぎてしまいました。
梅の花も咲き始めています。
先日は、重い腰を上げてお雛様を出しました。
とはいえまだまだ春は遠く、昨日、一昨日、大雪予報が出ました。
結局予報は外れ、大人はホッとしていますが、子ども達はがっかりしていることでしょう。
学校が休みになって、雪だるまを作ると楽しみにしていたのですから。
さて、ビッグニュースです!
年明けに、教室にもう一台ピアノがやって来ました。
1978年製のベヒシュタインというピアノです。
ドイツで産まれて、ずっとドイツで暮らしていたこのピアノ、海を渡ってはるばると、縁あって我が家に来てくれました。
去年の12月、ピアノパッサージュという楽器店で初めて試弾させていただいた時、その透明感と、深みと品のある音色に一目(一聴?)惚れしてしまいました。
そこには、別のベヒシュタインや、スタインウェイ、ベーゼンドルファー等、ヨーロッパの名器も揃っていましたが、私はこれだ、とピンときたのです。
ベヒシュタインは、かのドビュッシーやリストから愛されたと言われています。
偉大な音楽家にインスピレーションを与え続けてきたピアノ、私ごときが弾いても良いのかと思いましたが、このピアノは、優しく受け止めて、励ましてくれるような気がするのです。
いくつになっても、ピアノと向き合っていれば前に進めるのだと。
練習する度に楽器に教えられる喜び。
これからも、このピアノと会話しながら、豊かな響きを目指していきたいと思います。
そして、生徒さん達もきっと、このピアノから更なる可能性を引き出してもらえることでしょう。