昨日は、親しくさせて頂いている押見雅子先生のピアノ教室の発表会を聴かせていただきました。
先生は、発表会という言葉を使わず、"みんなで弾きっこ" という、なんとも温かい可愛らしい言葉を使っておられます。
その題名通り、先生のお人柄と、音楽への愛が溢れた、感動的な会でした。
まず小学校中、高学年の生徒さん達の演奏からスタートして、小さな生徒さんから大人の生徒さんまで、ソロや連弾を聴かせてくれます。
生徒さんの演奏は、一人一人が、音楽を感じて、心で歌って弾いているのがよく伝わってきます。
そして、小さい生徒さんも大人の生徒さんも、みなさんきれいな音でピアノを奏でていました。
中でもまだピアノを始めて2年にも満たない6年生の男の子の弾いたバイエル88番。
こんなに優しく美しいバイエルを、私は今まで聴いたことがありません。
単なる練習曲という位置付けのバイエルが、人の心を動かす、立派な名曲となっているのです。
すべて押見先生の日頃のご指導の素晴らしさがよく表れています。
さて、プログラムの真ん中辺りでは、みんなで日本の童謡を歌うという楽しいコーナーもありました。
そして更に、プロの声楽家が素晴らしい歌声を披露してくれたのです。
私も常々、音楽の基礎は歌。よく歌を聴いて、自分でも歌って楽しんで欲しいと思っています。
特に日本に昔から伝わる名曲は、メロディーはもちろんのこと、歌詞がしみじみと心に染み入ります。
小さな女の子の澄みきった声で唄われた、"七つの子"
🎵からす なぜなくの
からすは やまに
かわいい ななつのこがあるからよ
ここまで聴いただけで、どっと涙が!!
もう、歳のせいかあちこちゆるくて困ります。
これは今まで迂闊にも気づかなかったのですが、子を思う母の愛の歌なのですね。
次々と子どもたちによって歌われる日本の古くからの大切な歌。
心が洗われるようなひと時でした。
この会で他に良いなあと思った点は、出演する生徒さんが(大きな生徒さんたち)色々なお手伝いをしていることです。
例えば、始まる前の受付や、アナウンス、舞台へイスを運んだり、マイクを調節したり。
自分たちの会だから、自分たちも手伝って良い会にして行きたい、そんな気持ちが伝わってきます。
きっと生徒さんたちも、誇りを持って喜んでお手伝いしたのだと思います。
発表会とは、日頃の練習の成果を皆さんに聴いていただく、晴れの舞台です。
けれども、腕自慢でもなく、ドレスを着て華やかな気分になるのが目的でもなく、(それはそれで良いことです)
生徒さん、応援に来てくれたお家の方々、
お友達、みんなで音楽の素晴らしさを共に分かち合う。
それが最も大切なのだということを、押見先生と生徒さんたちから教えられた一日でした。
みなさん、ありがとうございました。
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