今回の発表をめぐって、ファンの皆さんの様々な想いをネット上で見た。
本当に、100人いれば100通りの想いがあって、その一つ一つが大切なものだと思った。
良い機会なので、自分の想いを再確認してみた。
羽生君のファンになったのは、2014年のグランプリファイナルをテレビで見たとき。
その最高のスケートとインタビューの受け答えを見て、一気にファンになった。
それからネットで過去の演技やインタビューを見て、ますますファンに。
その時から、自分の中で一番大きい気持ちは、「尊敬」だと思う。
当時の羽生君は若干ハタチで、自分のほうがずっと年上なのに、知れば知るほど、その生き方に尊敬の念がわいた。
スケートを愛して突き詰めるところ
いつも最高のスケートのために最大の努力をするところ
震災のことを逃げずに受け止め、さらに被災地のためにつくしているところ
スケートを見る人のために、愛情をもって滑っているところ
本当にすごいなあ、えらいなあと思いながら見てきた。
そして、そんな羽生君を見ながら、自分を叱咤激励してきた。
羽生君があんなに頑張っているのだから、自分も頑張ろうと。
私は若いころは、天職と思えるような仕事をしていて、情熱をもって取り組んでいた。
ものをつくる仕事で、良いものをつくって、見た人に喜んでもらいたいと。
でも今は、似たような業界ではあるけど、当時のようにまっすぐに自分が良いと思うものに突き進むことはできない。
色々な制約があるなかで、つくっている。
そのなかで、できるだけ良いものをつくろうと思っている。
でも、若いころほどの情熱がわいてこないときがある。
忙しさを言い訳に手を抜こうとすることも。
そんなとき、羽生君のことを考えると、「手を抜いたらだめだ。最善をつくしたと言えるのか?もっと良いものにするために頑張れるのでは?」という想いがわいてくる。
そんな感じで、変な表現だけど「心の師匠」としてきた。
今回の発表にあたっては、びっくりした気持ちもあったので、「憧れ」も数パーセントあったみたいだけど、やっぱり「尊敬」成分が自分としては、多くを占めているようだ。
もちろん、羽生君のスケートが大好きというのも大きいけど。
本当に、皆さん、それぞれの想いと気持ちを持って応援しているのだなと、今回改めて思った。