木漏れ日の海

木漏れ日の海

フィギュアスケートの羽生選手を応援しています。
プログラムの感想を中心に語ります。

「REALIVE」2日目をテラサで見た。

 

1日目はどんな構成でどんなプログラムが来るかが全くわからない中で見ていたので、自分の中にとまどいとドキドキがあったけど、2日目は幾分落ち着いて見れた。

 

なので、各プログラムの感想も、見ている自分の主観が大いに関わってくると思う。

 

MEGALOVANIA

 

2日目は余裕があるように感じた。

表情もプログラムの世界観に入り込んで、振り切っている。

スピンのポジションが進化しているように思った。

 

Mass Destruction-Reload-

 

このプログラムも余裕をもって表現しているように感じた。

一つ一つの動きにキレがある。

 

Otonal

 

ここで競技プロが来ると分かっているので、固唾を飲んで見守る。

会場の集中力が一段上がったように感じた。

 

昨日は後半のコンボがうまくいかなかったので、今日はパーフェクトを祈る。

競技プロの緊張感はあいかわらず、すごい。

どこでジャンプが来るかが分かっているので、思わず力が入る。

 

Otonalというプログラムがこの舞台で滑られることによって、一段階、昇華したように思った。

 

鳥と蛇と豚

 

昨日にも増して、渾身の滑り。

このプログラムを見ていると、不思議と羽生君が持つ「美」と「品」を感じる。

 

あの夏へ

 

いつ見ても、何度見ても、別世界。

音楽と衣装が相まって、すごく日本的な世界観を感じる。

 

Utai Ⅳ~Reawakening~

 

こちらは打って変わって、ユニバーサルな印象。

衣装による視覚的な効果が大きいのかもしれない。

 

1部の最後にSEIMEI。

 

ひょっとしたらSEIMEIはお守り的な、守り神的なプログラムなのかもしれない。

 

ここまでで第1部が終了。

 

今日はどのプログラムが来るかが分かっていたので、落ち着いて見ることができた。

一つ一つのプログラムを堪能した。

なんとも濃密な時間だった。

 

そして第2部。

 

PREQUEL Before the WHITE

 

これまでフィギュアスケートはプログラムありきだと思っていたけど、なんだか別物。

(これも広義のプログラムかもしれないが)

 

この演目は現地で見た方が、より一層良いのかもしれない。

空間や時間の使い方、同時性を堪能できるだろうから。

 

映像では伝わりきらない、それだけ舞台芸術に近いのかもしれない。

 

これまのICE STORYでも、舞台芸術的な表現はいくつか見られた。

 

「RE_PLAY」における第1部、第2部の冒頭。

「Echoes of Life」の「全ての人の魂の詩」で、たくさんの白いドアをくぐりぬけるシーン。

 

そして今回は、時間的にも構成的にも、そこからかなり拡大して、第2部丸々が舞台芸術的な表現。

しかも、ストーリーや背景、セリフにはかなり余白がある。

 

抽象的で静的な表現。

他のプログラムとは一線を画す。

 

そう考えると、一般的なフィギュアスケートのプログラムというのは、ある程度「分かりやすい」ものなのかもしれない。

音楽と衣装、動的な表現でもって世界観を見せるから。

 

今回の「PREQUEL Before the WHITE」は、新たな挑戦の一端を見せたのかもしれない。

 

次のICE STORY 4thは、どんなものになるのだろう。

楽しみにして待ちたい。

「REALIVE」をテレ朝チャンネルの中継で見た。

リアルタイムで見ることができて、ありがたかった。

 

今回のREALIVEはどんな構成になるのか全く予想できなかったので、あれこれ予想することなく当日を迎えた。

 

まずはプログラムの感想を。

 

MEGALOVANIA

 

冒頭からMEGALOVANIAが来たのは、意表を突かれた。

このプログラムはRE_PLAYでしか見ることができないプログラムだと思っていたので。

冒頭からの激しさにハラハラした。

 

Mass Destruction-Reload-

 

次にこのプログラム。

ダンサブルで激しい感じのプログラムが続いた印象。

 

ここまでで、インターバルの短さに驚いた。

おそらく急いで衣装を変えて、息つく暇もなく出てきているのではと。

 

Otonal

 

ここでまさかのOtonal。

競技プロを見たいと期待していたが、Otonalでかなえてもらえるとは。

 

隠れた名作ショートプログラム。

改めて、陰影のある、深みのあるプログラムだと思った。

 

鳥と蛇と豚

 

このプログラムもRE_PRAYのみだと思っていたので、嬉しい再会。

一つ一つの動きがより進化、深化している。

 

改めて、唯一無二のプログラムだと思った。

この世界観、動き、怖いような美しさは、このプログラムでしか表現できない種類のもの。

 

あの夏へ

 

「鳥と蛇と豚」から「あの夏へ」という流れがすごい。

落差があるようでいて、どちらも羽生結弦の真骨頂だと思う。

 

Utai Ⅳ~Reawakening~

 

1部の最後にUtaiが来るというのがまた素晴らしい。

舞踏の本質に迫るようなプログラム。

 

プログラムが終わったところで、おなじみの音楽が流れてきて驚いた。

まさかのSEIMEI。

 

この衣装でのSEIMEIは、とてもマッチしている。

SEIMEというプログラムが持つ新たな側面を引き出すかのよう。

 

ここで「ありがとうございました」があったので、1部だけでREALAIVEが終わるのかと一瞬、思ってしまった。

 

第2部が始まった。

 

PREQUEL Before the WHITE

 

これまでとは全く違う演出。

 

スケート靴をはいて走るような動きに驚く。

(すごく難しいことをやっている気がする)

 

ところどころで、スケートとは一線を画すような動き。

 

そして氷上に出ずっぱり。

次の予測がたたないから、皆、固唾を飲んで見守っていた気がする。

 

羽生君が新しいことをしている。

これまでのフィギュアスケートのプログラムとは違う何か。

 

そしてICE STORY 4thが発表される。

第2部はその前日譚とのこと。

 

今回のREALIVE全体を見て思ったのは、次章(新たなステージ)へのプロローグかもしれないとういこと。

 

第1部は羽生結弦というスケーターの持つ多彩な魅力が凝縮されたプログラム構成だった。

それぞれに違う魅力を持つプログラムたちが、1つの流れを持って配置されていた印象。

 

過去のプログラムを”今”の羽生君が滑る。

現在地を確認した第1部。

 

そして第2部では、新たな地平へ向かうことが示唆される。

これまでのICE STORYとはまた違ったものになる予感が示された。

 

この構造は、プロになって初めての単独公演「プロローグ」に重なる部分があると感じる。

次なるステージの幕開けを予感させる構成。

進み続ける決意の表明に思えた。

見逃し配信で「notte stellata 2026」を見た。

 

見逃し配信のおかげで、3日分を一気にみることができる。

 

今回改めて思ったのは、毎年滑る冒頭の「notte stellata」だけど、同じように見えることがないということ。

 

初日は、少しの緊張感とともにあったと思った。

この3月という時期に、この場所で滑るということは、毎年のこととはいえ、簡単なことではないのだと。

 

少しの怖れと丁寧な滑り。

 

「怖れ」や「緊張感」をもっていて、それをストレートにスケートにのせる。

 

「怖れ」や「緊張感」というのは一見ネガティブな言葉に聞こえるけど、それらを手放さずにともにあるということは、とても大切なことだと思う。

 

そして、2日目の「notte stellata」。

 

1日目の緊張を乗り越えて、この場所で滑ることに確信を持つ。

そうすることによって、祈りがストレートにのっていると感じた。

 

この場所でこのプログラムを滑ることの意味、必然性。

このプログラムだからこそ込められるもの。

そういったものが丁寧にスケートにのせられる。

 

そして最終日の「notte stellata」は、惜別。

今年、最後の「notte stellata」。

 

2日間滑ってきた安堵とともに、別れを惜しむ。

それでいて、最後ではない。

また来年帰ってくる。

そんなイメージを受けた。

 

それにしても、羽生君はいつもながら、同じプログラムを滑っても毎回印象が違う。

 

それは、感情や祈り、思いをスケートにのせて表現できるから。

高い技術があって、それに加えて、動きに気持ちをのせられるし、それを見る者に伝えることができる。

 

高い技術をコントロールする理性と、感情を開放して見せることを怖れない勇気。

 

今年も「notte stellata」を見せてくれたことに感謝して。

「Echoes of Life」は、今までの「ICE STORY」をさらに進化させて、新たな地平を拓いたように思う。

 

公演全体が一つの物語を紡ぐ。

 

1つの舞台、1本の映画のような公演。

 

「ICE STORY」は、羽生君が生み出したもので、羽生君しかつくってない。

それゆえに、前例、型といったものがない。

 

羽生君の「ICE STORY」が通ったところに道ができる。

 

例えば演劇やコンサート、バレエの舞台などには、長い歴史があって多くの前例がある。

それだけに、決まりや型というものがあるし、誰もやったことのないことをやるのは、至難の業。

 

ところが、「ICE STORY」は羽生君しかつくったことがないので、逆に、何をやっても初めてのこととなる。

 

今回の「Echoes of Life」を見て、「ICE STORY」が持つ、とてつもない可能性に改めて気付いた。

 

本当に、羽生君はすごいことをしているのだなあと、改めて震える。

 

その時代に立ち会えるというのは、本当に幸運なことだと思う。

「Echoes of Life」の録画を見た。

 

昨日現地で見て、録画はこれが初見。

 

通しで2回見たわけだけど、とにかくすごい情報量。

 

全体を見終わった後で振り返ろうとすると、前半のできごとが遠い昔に思えるほど。

 

今回の「ICE STORY」は全体がすごくシームレス。

ひと続きにつながっていると感じた。

 

一つ一つのプログラムが独立しているのではなく、「Echoes of Life」という物語を奏でるために、そこにあるというイメージ。

 

プログラムごとの感想を書いてみたい。

 

「First Pulse」

 

物語の主人公の衣装で登場。

冒頭から内に込めた気迫を感じる。

キレのある滑り。

 

「産声~めぐり」

 

物語世界に誘い込む。

世界に入り込んでいく。

そんなイメージのプログラム。

 

「Utai IV~Reawakening」

 

ゴールドの衣装がとても印象的。

民族的な、原始の音楽のような印象の曲。

随所に散りばめられた動きから、なんとなく、MIKIKO先生振付かな、と思った。

 

「Mass Destruction ―Reload―」

 

アップテンポな曲にのせた、ダンサブルなプログラム。

羽生君の振付かな、と思った。

公演を重ねるにつれて進化していきそうなプログラム。

 

「ピアノコレクション」

 

クラシックの名曲で滑る羽生君を再び見たいという、個人的な願望がかなった。

 

ピアノの旋律とスケートが一体となる。

羽生君が音楽そのものになったかのように、ピアノ曲とともに踊る。

 

美しい旋律と、美しいスケート。

音楽の美が、スケートの美となって可視化される。

 

そして「バラード第1番」

 

この美しくもヒリヒリとした演奏は、本当に羽生君のスケートにぴったり。

試合の時とはまた違った、このプログラムの一面を引き出す。

 

「Goliath」

 

バラ1をフルで滑った後に、この激しいプログラム。

本当に、羽生君の体力は、どうなっているのか。

ここに至るまでの激しい鍛錬が思われる。

 

現地でも思ったけれど、このプログラムは、「Echoes of Life」の世界観にとても合っているように思う。

 

昨年、このプログラムをつくったときから、「Echoes of Life」が始動したかのような、そんな妄想がわいてきた。

 

ここからが後半。

 

「アクアの旅路」

 

少しもの悲しいイメージを発表当初から感じていたプログラム。

この公演のなかでも、そんな印象を感じた。

 

「Eclipse/blue」

 

言葉をつむぐように動く。

一つ一つの動きにキレがあり、ポーズがきれい。

言葉に動きがつくことによって、気持ちがどんどん入り込んでいくように感じた。

 

「GATE OF STEUNER ―Aesthetics on Ice」

 

演劇的なプログラムだと思った。

物語を動きで表現しているような。

 

「Danny Boy」

 

「再生の音を奏でよう」とのナレーションに導かれて始まる。

その前の映像に命が再び戻ってくるシーンがあったのと相まって、「再生」を表すプログラムに見えた。

 

ノッテやファンタジーの時とは、全く違うイメージ。

それはある意味、このプログラムが持つ普遍性、根源性を表すのかもしれない。

 

羽生君のスケートの粋が集められたかのようなプログラム。

スケートの技術も、心も、羽生結弦というスケーターを表すかのような、奥深さと根源性を秘めたプログラムだと思う。

 

「全ての人の魂の詩」

 

本編最後のプログラム。

この曲は、まずタイトルがすごいと思った。

「Echoes of Life」のテーマの1つを言い当てているようなイメージを持った。

冒頭と同じ衣装で、たくさんの白いドアをくぐりぬけて、「Echoes of Life」という舞台が幕を下ろす。

 

本編では12のプログラムが滑られた。

1つの公演で1人のスケーターがこれだけのプログラムを滑ったことに、改めて驚く。

 

「Echoes of Life」という世界を表す珠玉のプログラムたち。

録画を見終わって、その輝きの余韻に包まれた。