木漏れ日の海 -25ページ目

木漏れ日の海

フィギュアスケートの羽生選手を応援しています。
プログラムの感想を中心に語ります。

「花になれ」は2012年ごろのエキシビジョンナンバーで、羽生君の初期エキシの代表作だと思う。

 

2012年、仙台でのNHK杯初優勝のとき、そして、同じ年の全日本初優勝のときのエキシでも披露された。

 

2014年のオリンピック初優勝後のアイスショーでもよく滑っていた。

 

私は2014年GPFで羽生君のファンになったのだけど、ファンになりたてのころ、動画巡りをしたときによく出会ったのが、この「花になれ」だった。

 

そして、初めてエキシのプログラムに魅せられた。

 

フィギュアスケートのライトファンだったころは、スポーツとして見ていたので、試合でのドキドキわくわくを楽しんでいた。

 

そして、たまにエキシも見ていたけど、正直に言うと、フィギュアスケートは試合のほうが、はるかに見ごたえがあると思っていた。

技の難易度やスケーターの本気度、覇気において、エキシは試合よりも見劣りすると思っていたのだ。

 

そんなときに、羽生君のファンになって、この「花になれ」に出会った。

 

このプログラムは、ショーやエキシ用に作られたプログラムなので、難易度という点では競技プロに及ばない。

 

だけど「魅せる力」は、競技プロに勝るとも劣らない。

そのことに驚いた。

 

「花になれ」の曲は、指田郁也さん作詞作曲。

日本語のストレートな歌詞にのせて滑る、羽生君の心情がひしひしと伝わってくる。

 

それは、とてもピュア、純粋というのが、最初に見たときの印象だった。

歌詞の心情そのままに、心を込めて滑る姿に、心打たれた。

 

まっすぐに気持ちをのせて滑る。

そのあまりにもピュアな愛情に圧倒された。

 

そして、このプログラムは、24時間テレビでも2度にわたって披露された。

 

2015年と2021年だ。

 

2015年は、福島の方たちを招いての披露だった。

 

最初に滑られたのは「天と地のレクイエム」。

このプログラムはストレートに震災がテーマになっていて、悲しさとつらさを感じるプログラムだ。

 

そして、その後に、指田郁也さんの生演奏にのって披露されたのが「花になれ」だった。

 

とても感情のこもった滑りで、ストレートに愛情を伝えるという、このプログラムの真骨頂の滑りだった。

 

そして、2021年の24時間テレビで、久しぶりに披露された。

 

「花になれ」は、羽生君の初期のエキシの代表作と書いたけど、その後にも「notte stellata」や「春よ、来い」という素晴らしいエキシプログラムが生まれたので、久しぶりの披露だった。

 

2021年の「花になれ」は、愛情や慈しみはそのままに、なんだか、とても成熟していた。

時を経て再び出会うことができて嬉しかった。

 

羽生君は一つ一つのプログラムを、それはそれは大切にしているので、こうして思わぬところで、再会することができる。

 

「花になれ」は、どこかでまた再会したいプログラムの一つだ。

「RE_PRAY」初演が刻々と迫ってきている。

 

たまアリでの初演をシミュレーションすべく、2021年の全日本を見た。

 

やはり、たまアリは会場として大きい。

 

その会場が満員となる風景を思い浮かべる。

アリーナから天井席まで、多くの観客で埋まり、その視線は羽生君1人に注がれる。

 

「正直、アマチュア終わったら、こんな景色2度と見られないんだろうなって思ってました。凄い怖かったです。」

 

という、プロローグの時の言葉が思い出される。

 

この言葉からもわかるとおり、羽生君は自分のスケートを、多くの人に見てもらうことを希求している。

そして、私たちファンは、羽生君のスケートを見ることを望んでいる。

 

そこに思いがぴったりと重なる。

そういう空間、しかも多くの思いが重なる巨大な空間が、たまアリに生まれるのだろう。

 

そして嬉しいのは、今回は単独公演なので、観客は羽生君のファンか、羽生君のスケートに好意を持っている人のみということ。

 

そこには、素敵な景色が広がるのだろう。

その景色は羽生君に喜んでもらえるだろうし、私たちファンにとっても、そんな景色が見れることが、とても嬉しい。

 

今回は羽生君の感想動画を上げてくれているダンサーさんたちもチケットに参戦しているみたいなので、より幅広い人に見てもらえるのだろう。

 

現地が無理でも、ライビュか放送で、生で見れると信じている。

その初日に、どんなサプライズがあるのだろうか。

(羽生君の単独や座長公演で驚かなかったことがないので、今回もどんな驚きがあるのかとドキドキしている)

 

満員のたまアリをイメージしながら、楽しみに待ちたい。

X(ツイッター)で興味深いタグができていた。

皆さんのセットリストを見るのが、楽しかった。

 

そして、つくづく、羽生君は代表プログラムが多いなと、その多彩さにびっくりした。

本当に5つに絞るのは至難の業。

 

そしてファン歴のなかで、常に更新されたり、思い出が増えたりするので、揺れ動くのだと思う。

 

とても楽しい企画なので、現段階で私も挙げてみた。

 

バラ1(落ちた曲) 

春よ、来い(いつ見ても感動)

 notte stellata(2023に涙)

 if...(鬼リピート) 

ロンカプ(最強のSP)

 

今、頑張って5つ挙げるとしたら、こんな感じかなと。

でも、他にも好きなプログラムは、たくさんある。

 

旧ロミジュリ(ニースに震える)

悲愴(美しい衣装)

ホワイトレジェンド(昔の滑りも、最近の滑りも最高)

ダムパリ(意外とスルメプロ)

パリ散(衝撃のSP)

花は咲く(2014NHK杯エキシに震えた)

花になれ(ピュアな演技に感動)

SEIMEI(新記録の衝撃)

ホプレガ(忘れられないヘルシンキ)

オトナル(隠れた名作SP)

オリジン(美と迫力)

マスカレイド(ヒリヒリとした魅力)

天と地と(いつか再会したい)

阿修羅ちゃん(憑依と迫力がすごい)

あの夏へ(いつか生で見たい)

僕のこと(ジャンプ構成がすごすぎる)

 

ざっと挙げただけでも、20以上のプログラムが思い浮かぶ。

そのどれもが珠玉のプログラム。

 

本当に、羽生君はすごいなあと思う。

昔のプログラムから、直近のプログラムまで、名作プロが絶えない。

 

歌手や小説家に例えると、代表作が20作品以上もあるということだから、とてつもないことだと思う。

 

そして、これからも名作プロ、代表作がどんどん生まれていくのだろう。

まずは、「RE_PRAY」でどんなプログラムが生まれるのか。

楽しみで仕方ない。

「RE_PRAY」初演まで2カ月を切り、チケットの発売も発表された。

刻々と近づいてくる単独公演にドキドキしつつ、「RE_PRAY」について想いをめぐらせている。

 

まず気になるのは、新プログラム。

羽生君からも「新しいプログラム」という言葉がでていたので、確実に新プログラムが来ると思われる。

 

羽生君がプロになってから人前で披露された新プログラムは5つ。

 

いつか終わる夢

あの夏へ

阿修羅ちゃん

if...

GLAMOROUS SKY

 

どのプログラムも独創的で、革新的。

今までのフィギュアスケートの概念を打ち破り、羽生君にしか表現できない世界を創り出す。

 

こらからも創造は続いていくだろう。

プロ2年目となる第2章で、どのようなプログラムたちが生まれるのか、非常に楽しみだ。

 

そして気になるのは、「RE_PRAY」全体がどのようなICE STORYになるのかということ。

「RE_PRAY」のフォントデザインがゲームから来ていることからも、ゲームの世界観を色濃く反映させたものになるのだろうか。

おそらく、ゲームの世界観を反映させつつも、羽生君独自の世界観が立ち上がるものと思われる。

 

プロ1年目の「プロローグ」と「GIFT」は、今までのプログラムをつなぎあわせて配置させていた。

今回の「RE_PRAY」でも、おそらく今までのプログラムは滑られるだろうけど、より色濃く「RE_PRAY」というストーリーに沿った配置になるだろう。

 

「RE_PRAY」では、新プログラムがキーとなると予想される。

 

そして、今までのプログラムたちが、どのように「RE_PRAY」というストーリーに溶け込むのか。

私たちの愛するプログラムたちが、「RE_PRAY」の中でどのような命を与えられるのかも、とても楽しみだ。

 

全体としてはどのようなストーリーが描かれるのだろうか。

 

おそらくストーリーは羽生君によって紡がれ、そのストーリーをMIKIKO先生が演出するのだろう。

今回の「RE_PRAY」では、そういったストーリー性や全体を貫く演出も楽しみだ。

※今回の記事は、個人的な思い込み(妄想も含む)が強めになっています。

 

「RE_PRAY」という、なんとも不思議なタイトルについて考えてみた。

 

「GIFT」のときもそうだったけど、羽生君がつけるタイトルは公演全体を貫く強いメッセージ性を持つと思っている。

 

ゲームを何度もプレイするという「replay」がもとになりつつ、スペルは「pray」。

「pray」の意味を辞書で調べると、「祈る,祈願する;懇願する,強く願い求める,請う」と出てくる。

 

羽生君をとりまく世界には、たくさんの「祈り」があふれていると思う。

 

1つは、ファンや羽生君のスケートを見る人たちの「祈り」。

多くのファンは羽生君の健康と幸せを願い、そのスケートに込めた思いが成就するように「祈る」。

 

これだけ多くの人たちの祈りを一身に集める人というのは稀だろう。

そういった多くの「祈り」について羽生君は知っているし、受け止めて、かなえようと頑張っているように思う。

 

そして、羽生君がスケートにこめていると思われる「祈り」がある。

プログラムによって込められる気持ちは多様だけど、多くのプログラムの根底には「祈り」があると思う。

 

それをひしひしと感じたのが、2023年3月に宮城で開催された「notte stellata」での滑りだった。

 

その滑りは、スケートを見ている生者と、その瞬間にそこに還ってきていた死者の魂のどちらにも向けられていたように思われてしかたなかった。

 

日本にはお盆という習慣がある。

ご先祖様である死者の魂を迎えて、再び送り出す。

迎え盆、送り盆という言葉に、その中身が表れている。

 

私には、あの日、あの場所で行われた「notte stellata」がまるで、お盆のように思われた。

初日に死者の魂を迎えて、最終日に再び送り出す。

 

そして羽生君のスケートに「祈り」を感じた。

それは生きている人たちの幸せを願う祈りでもあり、死者の魂の安寧を願う祈りでもあるような。

 

そういうわけで、「pray(祈り)」という言葉は、なんだか羽生君らしいなと思った。

 

それにしても、「RE_PRAY」という言葉には、どういう意味が込められているのだろう。

単なる「PRAY」ではなくて、「再び」「繰り返し」を意味する「RE」がつく。

 

もちろんゲームの「replay」とかけられているのだろうけど、とても意味深長に思われる。

 

どんな「ICE STORY」が紡がれるのか、楽しみに待ちたい。