「RE_PRAY」たまアリ 2日目の放送を見た。
放送を1回通しで見たうえでの印象だけど、2日目は初日より感情を開放した滑りに思えた。
前半は、なんだか鬼気迫る感じで、後半は心に迫ってくる感じ。
ヒリヒリとした痛みや悲しみを感じてしまう部分もあって・・。
それは、その後のことがあったから、それを勝手に加味してしまっているのかもしれないけれど・・。
初日も十分すごかったのだけど、初日の手ごたえを受けて、2日目はさらに開放し、ギアを上げてきたというか。
現地で見ていたときの自分の心境は、随分のんきだったと、今にして思う。
ひどい目にあっていたのに、そこには考えが及ばなかったというか。
当時は、無責任な一部メディアや一部の元ファンからひどいことを書かれたりしていたけど、ご本人たちはそれなりに幸せだと思い込んでいて。
時間がたてば変な中傷はなくなるだろうと、ひどくのん気な、ひょっとしたら他人事、傍観者の視点だったなと。
会場の雰囲気はあたたかかったから、ファンは羽生君のことが好きだし、その幸せを祈っている。
特に2日目の拍手と歓声はすごかったから、そういうファンの気持ちが伝わったかなと。
この時、羽生君が抱えていたであろう痛みに想像が及ばず、無頓着だった。
「RE_PRAY」2日目の放送を見ながら、そんな思いがチラチラとよぎった。
それにしても、そのスケートは凄みを増していた。
「鶏と蛇と豚」は、たった1日しか経っていないのに、ブラッシュアップされていたように思う。
振付のキレが増しているのだ。
そして、「阿修羅ちゃん」もSOIのときよりも凄くなっていた。
セルフコレオだけあって、ところどころ、ポージングや振付が進化していたように思う。
「Megalovania」はサンズの動きを模しているとネットで見た。
ということは、羽生君が演じているのはサンズなのだろうか。
そう思って見ると、敵役であるサンズの悲しみを感じる。
現地で見た時は、単純に勇者的なゲームのキャラクターを演じているのかなと思っていた。
それが、敵役のサンズを演じているとなると、全然違って見えてくる。
ゲームをプレイしていたときは、サンズは敵だったはずで。
それがサンズを演じるというのは、相手の立場や気持ちを慮り共感するという視点の持ち主にしかできないことではないかと思う。
そして、「破滅への使者」。
このプログラムは全く咀嚼ができていない。
畏怖さえ感じさせる凄みに圧倒されるのみで。
今までの羽生君のプログラムで、こんなに凄みに振り切ったプログラムはなかったのではないだろうか。
(近いものがあるとすれば「阿修羅ちゃん」かな)
そして、放送ではすぐに後半が始まった。
現地で見た時は、後半の迫力に、ただただ圧倒された。
「いつか終わる夢;RE」
「天と地のレクイエム」
「あの夏へ」
と続く流れに圧倒されて、別世界へ入り込んだような感じで。
「春よ、来い」で、なじみのある世界に戻ってきたようにすら思えた。
映像で見ると、2日目の後半は切ない。
あふれる悲しみに飲み込まれないように、光を求めているかのような。
(勝手にそう感じてしまっている)
映像で見ると、2日目は後半に向かって、力を出し切っているのが分かる。
「春よ、来い」のディレイドアクセルの高いこと。
アンコールの「SEIMEI」のキレ(このプログラムも、ブラッシュアップしているように思えた。どこまで高めるのか・・)
そして、「序奏とロンド・カプリチオーソ」。
最後の最後に、こんなに難易度の高い競技プロのステップシークエンスを持ってくる。
よく考えたら、すごすぎる。
最後まで本当に全力で、出し切った。
これが羽生君の真骨頂だと改めて思う。
とりとめのない感想になってしまった。
これからまた、繰り返し見るのかなと思う。