「RE_PRAY」宮城初日を再び見た。
今までに7回分の「RE_PRAY」が放送されたけど、この宮城初日は、そのどれとも違う印象だった。
もちろん、他の7回も、それぞれが違う。
それが羽生君のスケートの稀有なところだけど。
この宮城初日は、やはり、宮城という場所だったのが大きかった気がする。
この場所でしか現れない姿をしていたような。
この地で滑られることが約束されていたかのようなスケートだった。
冒頭の「いつか終わる夢-original-」から「あの夏へ」まで、ある種、緊迫したスケートが続く。
その集中。「RE_PRAY」という世界への入り込み。
そして最後に「春よ、来い」に、まさに「たどり着いた」かのような滑り。
その瞬間、過去も現在も未来も、その一点にあるかのような。
全てを包み込むような。
そんなスケートに思えた。
「RE_PRAY」1公演1公演に、まさに魂が注ぎ込まれている。
そんなことを改めて感じた。