四大陸選手権の千葉百音選手 | 木漏れ日の海

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フィギュアスケートの羽生選手を応援しています。
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四大陸選手権、千葉選手の動画を見た。

 

スケーティングもジャンプも、クセがなくて美しい。

 

とりわけ印象的だったのが、スパイラルとスピン。

 

フィギュアスケートを、昔は女子を中心に見ていた。

(長野オリンピックも女子は見ていたけど、男子は見た記憶がなかったり)

 

千葉選手の滑りを見ていると、昔好きだった女子選手を何人か思い出した。

 

まずはフリーレッグを高く上げた、美しいスパイラル。

千葉選手がFPで見せてくれた。

 

昔は確か、女子にはスパイラルシークエンスという要素があって、どの選手も実施していた。

サーシャ・コーエンさんや浅田真央さんのスパイラルシークエンスが美しかった。

 

いつからか、スパイラルシークエンスが要素からなくなって、残念に思っていた。

 

そして、千葉選手のスピン。

背中を深く反らせた状態から一気にビールマンポジションまでもっていく。

そして、ビールマンポジションになってからもさらに回転が加速するという、素晴らしいスピン。

 

男子と女子を比べた場合、ジャンプの豪快さは男子がまさるけど、柔軟性を生かしたスピンは、女子の見せ場。

 

千葉選手のスピンを見ていて、「パールスピン」を得意としていた、キャロライン・ジャンさんのスピンを思い出した。

 

そして、千葉選手の滑りには品がある。

 

私の中で、品のある滑りをする女子選手といえば、太田由希奈さんとミシェル・クワンさん。

 

太田由希奈さんは、ポジションと手の使い方が美しかった。

ミシェル・クワンさんのスケートには、独特の品格があった。

 

千葉選手のスケートを見ていると、往年の女子フィギュアの名選手たちを思い出した。

 

女子フィギュアの良さをギュッと詰め込んだような千葉選手の滑りは、素晴らしかった。

これらかもぜひ、長く活躍してほしい。