~2日目、しまねこグループ~
1日目のとらねこグループ同様、リーダーに引っ張っていって欲しいと思う担任スタッフ。
「このグループのとらねこ大将は、誰??」
と、子どもたちに質問を投げかけると、
1日目にとらねこ大将として大活躍のYくんを見つめる子どもたち…。
どうやら、子どもたちの中で
”とらねこ大将は、Yくん”というイメージが張り付いているようでした(笑)
ということで、改めて
「このグループのしまねこ大将は、誰??」
と、子どもたちに投げかけ、立候補で年中のYちゃんに決定。
自他共に認める、とらねこ大将Yくんに見送られ、
しまねこグループ出発です。
園長先生の車の中でおおはしゃぎしている間に、森林公園へ到着。
みんなで相談した後、
「諸君、まずは公園で遊ぶよ」
と、ちょっぴり照れ屋なしまねこ大将の号令で、まずは公園で遊ぶことに決定。
いろいろな遊具で遊んでいる中、かばんの元に向かうKくん。
どうしたのかなと覗いてみると、
まさかの早弁でした(笑)
お母さんが作ってくれた、おいしそうなお弁当を食べたくて待ちきれなかったようですね。
ちょっとだけ、ちょっとだけ…
といいながら、どんどん食べ進めるKくん。
「もうやめときんさい!みんなと食べるとき、ないよ!?」
という友達の言葉により、しぶしぶ 半分くらい食べたお弁当をお片づけしていました。
いろんな出来事がありつつ、待ちに待ったランチタイム♪
おいしそうな匂いにつられて、アリが来るのを警戒しつつ、
みんなペロリと食べあげていました。
食後は、楽しみにしていた昆虫館♪
館内でのお約束を確認し、中へ。
いろいろなものが気になる年少さんと違い、
昨年もこんちゅう館に来た年中さんは、じっくり観察して楽しんでいました。
ちょうちょといってもいろいろな色、模様があることに気づき、感動しているようでしたよ。
同じ場所でも繰り返し来たり、年齢と共に経験を重ねることで、
学びが深まっていくようですね。
その後、パピヨンドームへ。
ここでも固まる年少の子どもたちを発見。
大好きなんだけど、ちょっぴり怖いみたい…そんな小さな葛藤をしながら、その場を楽しんでいましたよ。
こんちゅう館を存分に楽しんだ後、
草原で草滑りしたり、ゴロゴロと転がってみたりして楽しみました。
その時、鹿のうんこを見つけたWちゃん。
「うんこじゃーっ!」
といって集まってきた子どもたちでしたが、
「もしかしたら、じゃぶのうんこかもしれん!」
と、ここでも11ぴきのねこの世界につながっていく子どもたちは大盛り上がり!
いのししが土を掘り返した後を見ても、
「じゃぶが泥遊びした後がある!」「ここも!やらかしちゃってる!」
じゃぶのいたような形跡を追いながら坂を下り、
文字なんて読めなくても、看板や地図を確認しながら進んでいくと、
行き着いたところはゆれる吊り橋…。
「怖い…進めない…」と、子どもたち。
みんな怖がっているから、今日はここでお終いかな?
なんて思っていると、Kくんが試しに吊り橋の丸太を叩き始める。
「あれ!?これあんまりグラグラせんけぇ渡れるよ!!」
想定外の安定性により勇気がわいたKくんは、ズンズン進む、、、
その姿を見て他の子も続く、、、
しかし、
トイレに行きたくなって逆走するKくん。その影響でみんな逆走(笑)
葛藤とトイレ事件を無事乗り越え、なんとか しまねこグループも全員渡りきることができました!
その後も、じゃぶ探しは続き、
「じゃぶ~!!…あ、聞こえた!こっちかも」
ズンズン進んだ先にあったのは、『ジャブジャブ川』の看板。
そして、そこを清掃する職員さんに会いました。
子どもたち「ここに、じゃぶ いませんか??」
職員さん「じゃぶ??…ジャブジャブ川はここだけど…。」
(状況のわからない職員さんに、質問の嵐が飛び交っていたので、
追うように、担任スタッフが経緯を説明。職員さんに流れを理解していただき…)
職員さん「今日は見てないね~。今日はどこかにいったのかもしれないね」
子どもたち「わかった!もっと奥かもしれない!」
また、大人を置いてズンズン山に登っていく…
想いの強い子どもたちは、エネルギーが溢れ出ているらしく、止まりません(笑)
しかし、進んでも進んでも姿の見えないじゃぶ。
仕方なく「ねこたち来たんだよ~!また来るね」と山に呼びかけ、
ちょっぴり残念そうだけど、とっても満足そうな表情をした子どもたちと共に下山しました。
帰りの車でもハイテンションの子どもたち。
ほとんど全員起きていて、話をしたり、寝ているフリをしたりしながら、
楽しく保育園へと帰りました。
しまねこグループもとても楽しんでいましたが、
1日とはまた全然違う雰囲気。
個性豊かな子どもたち一人ひとりが作り出す世界観がとてもおもしろい園外保育となりました♪
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興味のあるものに触れ、深める…
そのことで、多くの”学び”と”体験”を得ることのできた子どもたち。
一人ひとり感じ方・考え方なんて違うものですが、
一つのテーマ・世界観を共有することで、それらが何倍にも膨れ上がる。
豊かな感性を持ち、意欲的に活動に取り組む子どもたち。
それを目の当たりにした園外保育となりました。
これからも、いろんな枠を飛び越え、
しっかりと芽を伸ばしていく子どもたちと
一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
(takashi)