クリスマス・イブの晩、子供たちは、ベッドのそばに
靴下を下げて寝るのがお約束。
この風習のはじまりは、ある逸話がもとになっている。
その昔、貧しい娘のために、結婚の持参金を
用意してあげようとした司教がいた。
司教は、金貨の入った袋を娘の家の煙突から投げ入れた。
するとその袋が、暖炉の前で乾かしていた靴下の中に
ストンと落ちた、というものである。
この話に出てくる司教は、実在の人物だった。
4世紀の小アジア(現在のトルコ)にいた聖ニコラスという人で、
不幸な人々を助け、数々の善行を施した司教だった。
時は流れ1887年、
この伝説をもとにニューヨークの神学者クレメント・ムーアが
「聖ニコラスの訪問」という詩を発表。
そこに描かれた、トナカイのソリに乗り、
子供たちの靴下にプレゼントを入れてくれる優しいヒゲのおじさん、
つまり聖ニコラスこそが、現在のサンタクロースのモデルと
いわれている。