熱いお湯を注ぐだけで美味しく飲めるインスタントコーヒーは、
今や全世界で利用されているが、画期的なこの飲み物を発明した
のは、なんと日本人だった。
世界初の粉末コーヒーが登場したのは、1901年、ニューヨ
ーク州で開催された「パン・アメリカ博覧会」。
発表したのは、シカゴ在住の科学者、加藤了(さとり)博士で
ある。
博士は、緑茶を即席化する研究途中で、コーヒーの抽出液を真空
乾燥させる実験に成功。いわば偶然の産物ともいえる発明だった。
今日のインスタントコーヒーのきっかけとなった博士の発明だが
残念なことにこのとき商品化はされず、5年後にG・ワシントンと
いう人物が特許を取得している。
ちなみに「インスタントコーヒー」というのは日本での呼び名で
海外では通じない。
正式名は「ソリュブル・コーヒー」、訳して「溶けるコーヒー」。
この名前だけは、博士が発表した時のものがそのまま使われている。