いまでは町のあちらこちらで見るようになった100円ショップ
食品から日用品までちょっとしたものならなんでもそろってしまう。
欲しいものがなんでもあって、商品すべてを100円で統一でき
るのはどうして?と思ったことはないだろうか。そこで、こうした
店が、見えないところでしている工夫を、いくつか検討して
みよう。
まず、ある100円ショップ・チェーンでは商品の輸送に運送
会社を頼んだりしない。引越し会社や水産会社に頼むのである。
それによって運賃コストを安くできる。なぜかというと、水産
会社としても引越し会社にしても、A地点からB地点に商品や
荷物を運ぶだけで、その帰りのトラックの中は空の状態。手ぶら
で帰ってくるよりも、たとえ安い値段で引き受けてでも荷物を
はこんだほうがお金になり、彼らにとっても儲けになるからである。
また、別のチェーン店では、一般の大手スーパーで売っている
ものを作っている工場で、そのパッケージを変えることによって
格段に安い仕入れを可能にしている。それに加えて現金での大量
購入で、さらに仕入れの値段を安くできるのである。
これ以外にも、工場が受注生産で作ったのに依頼主からキャン
セルされたため、原価割れでも売ってしまおうというような商品
を仕入れることもある。
ちなみに、100円ショップ商品の中で何が一番得かというと、
答えは化粧品である。パッケージだけは台湾製だったりするが、
中身は国内の有名ブランド製品であることがほとんどだからだ。